SERVICEサービス・製品

LEDビジョン

多彩なラインナップで業界ダントツの設置実績を誇るプロテラスのLEDビジョン。
屋内から屋外まで、高輝度、高精細ピッチ、高コントラストな製品ラインナップを取り揃えており、標準型パネルと特殊型パネルで様々な形状に合わせてさまざまなロケーションに合わせたデジタルサイネージ企画のご提案から設置工事・導入まで可能です。 また素子も日本製の品質を重視されるお客様から、低価格でありながら安定した海外製までニーズに合わせてご提供致します。
LEDビジョンのレンタルについて、導入から撤去サポートに関するご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

LEDビジョン 製品一覧

.Teras Vision

テラスビジョン

屋外向けLEDビジョンの薄型軽量SMDタイプや屋内向けLEDビジョンの高精細COBフリップチップタイプなど様々な製品をご提供いたします。

See-Through LED Vision

透過LEDビジョン

透過性のあるLEDビジョン。メッシュタイプのLEDビジョンは、透過率と薄さが特徴で内部のディスプレイされた展示物も見えるのでショーウィンドウなどの設置に最適です。

Cube LED Vision

キューブLEDビジョン

キューブの組み合わせによって様々な形をデザインすることができるLEDビジョン。空間の中のオブジェとして、商品ディスプレイ用、屋外の店舗サインなど用途の幅が広がります。

Flex LED Vision

湾曲LEDビジョン

シリコンを利用した自由自在に曲がるLEDビジョンです。薄くて軽いので、円柱や球体、湾曲した建造物など、さまざまな形状の建造物や場所に対応可能です。

Floor LED Vision

床面LEDビジョン

床面に映像演出可能なLEDビジョンです。設置環境によっては、ただ映像を流すだけではなく人の動きに合わせた演出でインタラクティブ機能を付けることも可能です。

Sphere LED Vision

球体LEDビジョン

球体LEDビジョンは、球体の表面にLEDディスプレイが配置されているため、360度の視界から映像やメッセージを視聴者全体に情報を伝えることが可能です。

Outdoor Square LED Vision

屋外用スクエアLEDビジョン

屋外でも利用可能なスクエア型のLEDビジョンとなります。自立式スタンドが備わっているのですぐに設置が可能です。

Circle LED Vision

円盤LEDビジョン

ありそうでなかったビジョンの常識が変わる屋内用円盤型のLEDビジョン。 四角いビジョンとはまた違う印象で、用途の幅が広がります!

Round LED Vision

円形LEDビジョン

サークル状にLEDビジョンを配置することにより、視覚的な魅力と機能性を兼ね備えたディスプレイソリューションとして多くの場面で利用されています。

LEDビジョンとは

LEDビジョンとは、LED(発光ダイオード)を光源とするディスプレイで、屋外・屋内を問わず使用可能な映像表示装置です。
一般的にLEDを搭載した表示機のことを”LEDディスプレイ”と呼び、大型LEDディスプレイのデジタルサイネージを”LEDビジョン”と呼びます。
電気を流すと発光する半導体の一種です。(電圧をかけた際に発光する半導体素子“電子部品”のこと。) LEDによるフルカラーディスプレイの実現は、デジタルサイネージ業界に大きな変化をもたらしました。
1つ1つのLEDがピクセル(画素)として発光するため、明るい環境下でもはっきりと映像を表示できるのが特徴です。特に太陽光の差し込む屋外や、広い視野角が求められる空間においては、液晶ディスプレイやプロジェクターよりも高い視認性を発揮します。

屋外広告やライブ会場、スポーツスタジアムなどにおいて、圧倒的な存在感を持つビジュアル演出が可能です。
LEDビジョン以外にも「LED表示機」「LEDディスプレイ」「LED看板」「LEDモニタ」とも呼ばれますが、プロテラスでは「LEDビジョン」で統一しております。

LEDビジョンの特徴

圧倒的な明るさと視認性

LEDビジョンの最大の特長とも言えるのが、他の表示機器では実現しにくい「明るさ」と「視認性」です。
LEDは自発光素子のため、外部光に左右されず、直射日光の下でも鮮明な映像を表示できます。これは液晶ディスプレイやプロジェクターと比べて大きなアドバンテージであり、特に屋外環境ではLEDビジョン一択と言われるほどです。
また、輝度が1,000〜6,000cd/m²(カンデラ毎平方メートル)(※)を超える高輝度モデルも一般的で、昼夜を問わず高い視認性を維持できます。さらに、上下左右に広い視野角を持つため、見る位置や距離に関係なく、安定した映像品質を届けられる点も魅力です。

※輝度=ディスプレイの明るさを表す指標。液晶テレビは通常300〜500cd/m²程度。
この「見やすさ」「目に飛び込む強さ」が、広告やイベントなどの現場で圧倒的なアイキャッチ効果を発揮し、通行人の注目を惹きつけ、メッセージの伝達力を高めます。

大画面・自由なサイズ展開が可能

LEDビジョンのもうひとつの大きな強みは、モジュール構造による自由なサイズ設計です。
LEDビジョンは、パネルを組み合わせて構築する仕組みになっており、数十センチ単位から、ビル1面を覆うような超大型まで対応できます。これにより、限られたスペースに小型で設置したい場合も、遠方からの視認を狙った巨大スクリーンを作りたい場合も、柔軟に設計可能です。
形状にも自由度があり、以下のようなレイアウトに対応できます。

例えば、
・横長/縦長/正方形などの自由な比率
・曲面や円柱型への対応
・屋内天井吊り下げ型や、屋外壁面埋め込み型などの施工自由度
また、表示サイズに応じたピクセルピッチ(LEDの間隔)を選べるため、近距離で見る用途でも、高所から見る用途でも、適切な解像度を保つことができます。
この“自由なサイズ展開”こそが、LEDビジョンを「空間演出の核」として選ばれる理由のひとつです。

省エネ・低発熱でコスト削減に貢献

LEDビジョンは、高輝度ながら消費電力が非常に少ないことも大きな特長です。一般的な白熱電球と比べると、約10分の1の電力で同等以上の明るさを実現できるため、長時間の運用でも電気代を大幅に抑えられます。
また、発熱量が少ないため、機器自体が熱を持ちにくく、冷却装置への負担も軽減。結果として、空調設備の省エネにもつながります。
とくに大型の屋外広告やイベント用途では長時間点灯させるケースが多いため、運用コストに直結する「省エネ性能」は非常に重要な判断材料となります。

導入時は価格だけでなく「トータルランニングコスト」まで見据えて選ぶことで、長期的なコストパフォーマンスに大きな差が生まれるでしょう。

遠くからでも見やすく、環境にも強い

LEDビジョンは、上下左右どの角度からでも視認性が高い「広視野角設計」が特長です。これにより、正面だけでなく、斜めや遠く離れた場所からでも、映像や文字がしっかりと認識できます。
また、明るさや視野角だけでなく、屋外使用を前提とした高い耐候性もポイント。直射日光や風雨にさらされる場所でも、安定した表示を保ちます。

例えば、
・日中の強い日差しの中でも映像がくっきり
・雨や湿気にも強い防水・防塵設計(IP規格対応)
・夏冬の温度変化にも耐える耐熱・耐寒仕様
といったように、設置する場所や天候に左右されず、常に安定して映像を届けられるのが、LEDビジョンの大きな強みです。
ビルの壁面でも、駅前広場でも、屋内ホールでも“どこでも、誰にでも伝わる”設計ができるのがLEDビジョンです。

パネル単位で交換可能、メンテナンスも低コスト

LEDビジョンは、小さなパネル(モジュール)を組み合わせて構成されています。この構造により万が一一部に不具合が生じても、全体を交換する必要はなく、該当部分だけを交換・修理すればOKです。
そのため、
・修理対応がスピーディーでダウンタイムも最小限
・交換コストを大幅に削減できる
・保守・運用の長期コストも抑えやすい
というメリットがあります。
さらに、パネルの前面からも背面からもメンテナンスできる製品を選べば、設置環境に応じて柔軟に対応できるのもポイントです。

LEDビジョンの主な活用シーンと実例を紹介

商業施設や屋外広告でのブランド訴求と集客力向上

駅前ビルの壁面や商業施設のファサードなどに設置されたLEDビジョンは、通行人の目を引く強力な広告媒体として機能します。
静止画に比べて動きのある映像は高い訴求力を持ち、季節ごとのキャンペーンやブランドメッセージの訴求にも効果的です。

商業施設や屋外広告での活用実例

「玉屋本店 様」はファサードに大型LEDビジョンを設置。店舗のリニューアルに伴い、視認性とデザイン性を兼ね備えた演出を実現しました。

イベント会場・エンタメ施設での臨場感ある演出と情報提供

スタジアムやライブ会場などでは、LEDビジョンが演出装置として欠かせない存在となっています。
選手紹介・スコア表示・観客への呼びかけなど、臨場感ある演出が可能です。

イベント会場・エンタメ施設の活用実例

「ベガスベガス恋ヶ窪店 様」は球体型のLEDビジョンを導入し、360度からの視認性を確保。独自の演出で訪れる人々に新たな体験を提供しています。

飲食・小売店舗でメニュー表示と販促活動

店頭や店内にLEDビジョンを設置することでメニューやキャンペーン情報をタイムリーに表示でき、来店促進や購買意欲の向上につながります。 映像を活用した演出により、通行人の視線を引き、立ち寄りやすさもアップします。

実際の導入事例も公開中!業種ごとの活用イメージがつかめます

LEDビジョンは、業種や課題によって活用方法が大きく異なります。
プロテラスでは、これまでに商業施設・小売店・飲食店・官公庁・医療機関・教育機関など、幅広い業界のお客様へ最適なサイネージ導入支援を行ってきました。
たとえば――

大型商業施設における空間演出としてのサイネージ展開

飲食チェーンでの店頭メニュー訴求やキャンペーン配信

市役所や公共機関でのフロア案内・受付支援

観光案内所での多言語インバウンド対応

など、目的やターゲットに応じた導入実績が多数ございます。
「うちと同じような業種だと、どう活用しているのか?」
「実際の設置イメージを写真で見てみたい」
そんな方は、ぜひ下記ページより具体的な導入事例をご覧ください。

LEDビジョンの仕組み

ディスプレイ

LEDビジョンのフルカラーは、赤色、緑色、青色の3色のLED電球を使用。 [3色のLED 電球ひとかたまりの最小単位=1ピクセル]

「ピクセル(LED電球)」が集まって、タイル状の小さなパネル(ユニット)を構成。

パネルを組み合わせることで大きな画面を構成。 パネル(ユニット)の組み合わせ方次第でサイズやデザインは自由自在。

画質

LEDビジョンを構成するLED電球同士の距離 =「ピクセルピッチ」
例)LED電球が10mm離れていれば→[10mmピッチ]、2mm離れていれば→[2mmピッチ]
ひとつの面積の中で使用するピクセル数(LED電球)が多いほど、高解像度(高画質)。 一般的大型LEDビジョンにおける画質の良し悪しは、「ピクセルピッチの大小」で表現します。
高解像度 → ピクセルピッチは小さくなる → ピクセル数は多くなる → 価格が高額になる

LEDビジョンで放映する画質は最終的にピクセル数で決まります。ピッチが大きくても、ディスプレイのサイズが広面積であればそのぶんピクセル数が増えるので、高画質が可能になります。ピッチが小さくなればなるほど、画面サイズや設置環境、放映内容によってはピッチが大きい物でも十分鮮明な映像を映すことができます。

キャビネット

LEDディスプレイを構成する複数のモジュールをまとめて固定する箱型フレームです。
ディスプレイ全体は、このキャビネットをブロックのように連結して構成されています。
キャビネット内部には、
・映像信号を受け取る受信カード
・LEDへ電力を供給する電源ユニット
・放熱や防水のための構造設計
などが組み込まれており、画面の安定動作を支える中核パーツです。
また、メンテナンス性にも優れており、不具合が出た際はキャビネット単位やモジュール単位での交換が可能です。これにより、LEDビジョン全体の修理コストを抑えることができます。

映像制御システム

モジュールが正しく再現できるよう変換・伝達する制御システムが必要です。
まず、PCやCMSから出力された映像データは、送信カードやメディアプレイヤーによってLEDディスプレイ用の信号形式に変換されます。変換された映像信号は、通信ケーブル(LANまたは光ファイバー)を通じて各キャビネットへと送られます。
キャビネット内に内蔵された受信カードは、この信号を受け取り、どのLEDを・どのタイミングで・どの色で発光させるかを細かく制御。これにより、ディスプレイ上で滑らかで高精細な映像が表現されます。
この送信〜受信の連携によって、LEDビジョンは動画・静止画・文字など多彩なコンテンツをリアルタイムに表示できるのです。

大型LEDビジョンの選び方のポイント

大型LEDビジョンは、テレビやパソコンのディスプレイの選び方とは大きく異なります。 最も大きな選び方のポイントとなるのが、「LEDビジョンから、見る場所までの距離(視認距離)」です。 大型LEDビジョンでの画質の良い大型LEDビジョンは、大きな画面を離れた場所から見ることのみを目的としています。 「大型ビジョンから、見る場所までの位置」は、LEDの「ピクセルピッチ」と密接に関係があり、どのメーカーの大型LEDビジョンも、このピクセルピッチを最も重要なスペックの一つに位置付けられています。
参考)渋谷交差点にあるような高い場所に位置する大型LEDビジョンは、10mmピッチ以下のものが主流です。

LEDを選ぶ時のポイント

Point01

使用環境に適した輝度を選ぶ

LEDビジョンの輝度(明るさ)は「cd/m²(カンデラ毎平方メートル)」という単位で表され、設置環境により必要なレベルが異なります。
屋内への設置であれば、輝度は800〜1,500cd/m²程度で十分とされます。一方、屋外で日差しの強い時間帯に使用する場合は、3,000〜6,000cd/m²程度の高輝度モデルが必要です。さらに、直射日光が常に当たる場所や、道路沿いなど視認性が特に重視される場所では、7,000cd/m²を超える超高輝度タイプが選ばれることもあります。
もし輝度が不足していると、昼間には画面が暗く感じられ、せっかくの映像が見えにくくなってしまいます。反対に、必要以上に明るい場合は視認性が向上するものの、電力消費が増えたり、見る人への刺激が強すぎたりといった懸念も出てきます。
こうした点を踏まえると、設置場所の明るさや視認距離、表示内容の目的に応じて最適な輝度を選ぶことが非常に重要だと言えるでしょう。

輝度の説明-LEDビジョン、デジタルサイネージ 輝度の説明-LEDビジョン、デジタルサイネージ

※屋内なら300~700cd/m²、照明の強いショールームや店内などは700~1500cd/m²、太陽光が当たる屋外では1000~7500cd/m²が主流です。

Point02

適切なLEDパネルの種類とピクセルピッチを選ぶ

LEDビジョンの画質や用途を決める上で、LED素子のタイプとピクセルピッチの選定は非常に重要です。
屋内向けには高精細でコンパクトなSMD型、屋外向けには明るさと耐久性に優れたDIP型が多く使われ、どちらを選ぶかは設置場所と使用目的によって変わります。
あわせて確認したいのがピクセルピッチです。これはLED同士の間隔を示すもので、数字が小さいほど高精細になります。ただし、距離が遠い設置環境で細かすぎるピッチを選んでも過剰品質になってしまうため、視認距離に合ったピッチを選ぶことがLEDビジョン導入の成功につながります。
おおまかな目安として、至近距離なら1〜2mm前後、中距離は3〜5mm、遠距離では6mm以上が適しています。

LED素子の種類

SMD 3in1LED

RGBの3種のLEDチップを1つのチップに組み合わせたLEDです。ピクセルピッチが詰め易いため、高精細なLEDビジョンを構成できます。

人とビジョンの距離が近い場合に適しています。

砲弾型 RGB LED

RGBの3種のLEDチップを1ピクセルとして表示するLEDです。輝度が高く大型化しやすいため、高い位置への設置に向いています。

見る人とビジョンの距離が遠い場合に適しています。

GOB

通常のSMD方式(一般的にはP3mm以下)に樹脂コーティングの表面保護を施したもので高精細ピッチに対応。高強度で防塵・防水・防静電気の特徴があります。

衝撃に強いため人が触れる至近距離に適しています。

COB

Chip On Board(チップ オン ボード)の略で基板の上にチップが載っている構造。超高精細なLEDビジョンを構成することができ耐衝撃性にも優れています。

衝撃に強いため人が触れる至近距離に適しています。

Mini LED (4in1LED)

4in1(2×2)のチップで、耐衝撃性を高め、従来の直視型素子の特徴を兼ね備えています。液晶・有機ELに次ぐ次世代のLEDビジョンを構成することができます。

衝撃に強いため人が触れる至近距離に適しています。

ピクセルピッチ

ピクセルピッチの間隔が細かければ細かいほど、より高精細な映像を放映することが出来ます。

同じ大きさのビジョンを組む場合、ピッチが細かいほどLED球を多く使うため高価となります。

ピクセルピッチイメージ図
ピクセルピッチ図
LEDタイプ 視認距離
3mmピッチ 3.3m
6mmピッチ 6.6m
10mmピッチ 11m
20mmピッチ 22m
視認距離-矢印
Point01

視認距離について

視認距離とは、映像を見る人との距離のことで、この距離に応じてピクセルピッチ(LEDの間隔)を適切に選ぶ必要があります。
近距離で見る場合には1.5〜2.5mm程度の細かいピッチが望ましく、遠距離では6mm以上のピッチでも十分に鮮明な表示が可能です。
無理に高精細なピッチを選んでも、コストがかさむだけで視認効果には直結しないため、視認距離と画質のバランスを取ることがコストパフォーマンス向上につながります。

視認距離の説明-映像が最適に見える距離 視認距離の説明-映像が最適に見える距離

設置する場所の視認距離に応じて、最適なピッチを選びます。おおよそ[ピッチ×1100mm]で算出します。

  1. 最小視認距離:ドットピッチ(mm)×1
    ※P10の場合は10m離れて見ると、どのような映像が流れているか認識できる距離。
  2. 最適な視認距離:ドットピッチ(mm)×3
    ※P10の場合は30m 離れて見ると、最も綺麗に見える距離。
  3. 最大視認距離:LED表示機の高さ(m)×30
    ※H:3000mm=3mのLED表示機の場合、90mまではどのような映像が流れているか認識できる距離。
    すべて人間とLED表示機の直線距離となり、設置場所の高さは関係ありません。
    ※当然設置場所が高くなると、人間からの距離は長くなります。 上記の距離は、あくまでLEDの視野角内での話となります。

利用シーンや環境に応じたLEDビジョンの構成パターン

LEDビジョンは、ただ設置すれば使えるというものではありません。表示するコンテンツの更新方法や設置場所の通信環境、運用体制などに応じて、システム構成を最適化することが導入成功のカギとなります。
ここでは、実際の運用ケースに即した3つの代表的な構成パターンをご紹介します。
「スタンドアローン構成」「クラウド構成」「クラウド遠隔制御構成」それぞれの特徴を理解することで、自社の導入に最適な方式を選ぶ参考にしていただけます。

CaseA

スタンドアローン構成 /インターネットなし

LANケーブルで直接LEDビジョンまで通線して、データを送り込むシステムです。
※セキュリティ重視、初期費用運用、設備内設置の場合。 ※通信が取れないため遠隔サポート不可。

システム構成図の説明-スタンドアローン構成 /インターネットなし システム構成図の説明-スタンドアローン構成 /インターネットなし

この構成は、インターネットを使わずに完結するため、情報漏洩リスクを最小限に抑えたい施設や閉域ネットワーク内での運用に最適です。特に、金融機関や機密性の高い業務を行う施設、また通信環境の整備が難しい屋外設置などでも選ばれています。
データの更新はUSBやPCから直接行う必要がありますが、初期費用を抑えつつシンプルに運用したい方に適した構成です。

CaseB

クラウド構成 /インターネットあり

事務所に機材を集約してクラウドサーバーを利用し、STBを更新してLEDビジョンに映像を送るシステムです。
※月額運用、設備内設置、遠隔サポートありの場合。

システム構成図の説明-クラウド構成 /インターネットあり システム構成図の説明-クラウド構成 /インターネットあり

この構成は、複数のコンテンツを一括で管理・更新したい方や、将来的に他拠点展開を視野に入れている企業におすすめです。CMSを活用すれば、スケジュール配信・曜日別表示・緊急情報の挿し込みなども柔軟に対応可能。
また、STB(セットトップボックス)を経由してLEDビジョンと接続するため、安定した配信と保守性の高さを両立できます。遠隔サポートにも対応しているため、管理の手間を大幅に削減できるのも特長です。

CaseC

クラウド遠隔制御構成 /インターネットあり

クラウドサーバーを介して管理PCからLEDビジョンにデータを送り込むシステムです。
※月額運用、設備とLEDビジョンが離れている場合。 ※遠隔サポートあり。

システム構成図の説明-クラウド遠隔制御構成 /インターネットあり システム構成図の説明-クラウド遠隔制御構成 /インターネットあり

Case Bよりもさらに管理拠点とLED設置場所の距離が離れているケースに対応する構成です。遠隔地にある複数のLEDビジョンに対して、オフィスや本社からリアルタイムで映像の更新や切り替えができるため、チェーン展開や自治体の情報掲示、インフラ施設での表示などに最適です。
映像管理の一元化や、急な告知・災害情報配信にも迅速に対応できる柔軟性の高い運用が可能です。

LEDビジョンの導入方法

STEP ①目的・用途の明確化

まずは、LEDビジョンを導入する最終的な目的を明確にします。
ここが曖昧だと、設置後の「効果がわからない」「現場で運用されない」といった課題につながりやすくなります。
店頭集客を強化したいといった販促目的なのか、館内での情報案内を効率化したいといった業務支援なのかプロテラスでは、初回ヒアリング時にこの「目的整理」のサポートから行います。

STEP ②設置環境・運用体制の確認やお見積り

次に、設置場所や電源・ネットワーク環境の確認やお見積りを行います。
例えば、屋内と屋外どちらに設置するのかや壁面・天吊り・スタンドなどどこに設置するのか、設置スペースや視認性の確認、ネットワーク環境の有無などを加味することで「クラウド型 or スタンドアロン型」「設置形態」「必要な機器・ソフト」が絞り込まれていきます。

STEP ③コンテンツとスケジュールの設計

どんなコンテンツを、どんなタイミングで流すのかを決定していきます。 コンテンツは静止画なのか動画なのかやタッチ式コンテンツの必要性、曜日・時間帯・季節や天候によって表示を変えるかなど、プロテラスではしっかりとヒアリングを行い配信システムの機能とコンテンツ設計をすり合わせながら、実際の運用を見越した設計を行います。

STEP ④設置・施工・配信テスト

設置工事が必要な場合(天吊り/屋外など)は、現地調査と施工工程を調整し、コンテンツ配信のテストまでを含めて最終調整を行います。
プロテラスでは機器の手配や設置、テスト配信までをワンストップで対応しており最短1ヶ月程度で設置が可能。現場に不慣れなご担当者でも安心して導入できます。

プロテラスなら導入からレンタルまでトータルでサポート

プロテラスは、約20年に渡って培った35000面以上の実績を誇るデジタルサイネージの専門企業です。
屋内・屋外を問わず、大型LEDビジョンから小型液晶ディスプレイまで、あらゆる設置環境に対応してきた経験をもとに、最適な設置場所の選定から、映像システム設計、施工・設置工事、コンテンツ制作、配信管理まで、すべてをワンストップでご提供しています。
特に、自社開発の配信ソフトと連携した柔軟な運用支援や、動画・静止画を含む多様なコンテンツ制作体制により、「伝わる映像コミュニケーション」をトータルで実現できる点が私たちの強みです。
また、ご予算や運用期間に合わせて1台からでも対応可能なレンタルプランもご用意。
短期イベントから本格導入前のテスト運用、撤去・保守サポートまで、導入前後のすべての工程を安心してお任せいただけます。
「まずは話だけ聞いてみたい」「費用感を知りたい」といった段階でも構いません。
全国どこでも対応可能ですので、お気軽にご相談ください。

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