最終更新日:
公開日:
【業種別まとめ】デジタルサイネージ導入事例21選|効果・活用法と成功のポイント
デジタルサイネージは、いまや小売店や飲食店から公共施設、オフィス、教育機関に至るまで、幅広い業種で活用される情報発信インフラとなっています。
紙のポスターや掲示板では伝えきれなかった情報を、動画や静止画でタイムリーに届けられる点が評価され、導入は年々加速しています。
とはいえ、いざ導入を検討する際には
「本当に効果があるのか?」
「どのように活用できるのか?」
「他社はどんな事例があるのか?」
といった疑問や不安を持つ方も少なくありません。
そこで本記事では、業種別のデジタルサイネージ導入事例を一覧で整理し、実際に得られた効果や活用方法をまとめました。さらに、導入を成功させるためのポイントや、プロテラスが支援してきた豊富な実績も紹介します。
デジタルサイネージの導入事例を比較したい、自社に合った活用方法を知りたいという方は、ぜひ参考にしてください。
- デジタルサイネージとは?LEDビジョンとの違いを初心者向けにわかりやすく解説
- デジタルサイネージの種類や効果とは?種類をデザイン別に紹介
- 【効果別まとめ】デジタルサイネージ導入で得られる成果
- 【業種別事例】デジタルサイネージ導入実績まとめ|店舗・公共施設・医療など
- デジタルサイネージを設置・運用するために必要なものとは?
- デジタルサイネージの導入を成功させるための3つのポイント
- プロテラスが選ばれる理由
- デジタルサイネージの事例を参考に自社での活用を具体化しよう
デジタルサイネージとは?LEDビジョンとの違いを初心者向けにわかりやすく解説

デジタルサイネージとは、ディスプレイやプロジェクターなどの映像機器を使って、情報・広告・案内などのコンテンツを表示する仕組みのことです。
従来のポスターや看板の代わりに、デジタル映像を用いることで、視認性や情報更新性に優れた表現が可能になります。
主な利用場所としては、
- 商業施設
- 飲食店
- 駅・空港・病院
- オフィス・ホテル・展示会 など
表示コンテンツも静止画・動画・アニメーション・リアルタイム情報など多様で、クラウドCMSを活用すれば複数拠点の一括管理も可能です。
LEDビジョンとの違い
「LEDビジョンって、デジタルサイネージのこと?」と疑問に思う方も多いかもしれません。実は、LEDビジョンはデジタルサイネージの表示方式の一つ。
つまり、デジタルサイネージという大きなカテゴリの中に、LEDビジョンが含まれるイメージです。
デジタルサイネージとは、電子的な表示機器を使って情報を発信する仕組み全般を指します。その表示方式はさまざまで、設置場所や用途に応じて使い分けられます。
【デジタルサイネージの表示方式の種類】
| 表示方式 | 主な利用シーン | 特徴 |
|---|---|---|
| LCD液晶ディスプレイ | 駅・商業施設・屋内店舗 | 高解像度で価格も比較的安価。屋内向き。 |
| LEDビジョン | 屋外広告・大型ビジョン・球体演出など | 高輝度で遠くからも視認性が高く、屋外でも使用可能。 |
| 可動式電子ポスター | 店舗の棚札・案内板など | 省電力で太陽光下でも視認性が高い。長時間表示に適している。 |
| プロジェクション | イベント会場・壁面・床面など | 空間演出向き。設置の自由度は高いが明るい場所は不向き。 |
このように、LEDビジョンは、特に屋外や大規模な演出に向いた表示デバイスとして位置付けられます。屋内サイネージには液晶、演出型にはプロジェクション、省電力が必要な場面では電子ペーパーなど、シーンに応じて最適な表示方式を選ぶことが重要です。
LEDビジョンの種類や仕組みについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
デジタルサイネージの種類や効果とは?種類をデザイン別に紹介
デジタルサイネージは、表示方式や設置場所によってさまざまな種類があります。ここでは、代表的な表示方式ごとに特徴や適した活用シーンを解説します。
LCD液晶ディスプレイ

【設置形態の種類】

スタンド型(自立型)液晶ディスプレイ
可動性が高く、店舗前やイベント会場などに最適。移動やレイアウト変更も容易。

壁掛け型液晶ディスプレイ
空間をすっきりと見せるのに効果的。オフィス・病院・施設などで多用。

ビデオウォールディスプレイ
壁と一体化したデザイン性重視の設置方法。ホテルロビーや高級施設で導入されることが多い。

タッチパネル型ディスプレイ
タッチ操作に対応したディスプレイで、画面に直接触れることで直感的な操作が可能。施設案内、フロア検索、製品紹介、教育現場などで使用されます。
LCD液晶ディスプレイは、液晶パネルを使用した最も一般的な表示方式であり、駅構内や商業施設、店舗の屋内など、さまざまな場所で広く活用されています。
高解像度で鮮明な映像を表示できるのが特徴で、文字情報から写真・動画まで、幅広いコンテンツに対応可能です。さらに、比較的導入コストが抑えられ、コンテンツの自由度も高いことから、コストパフォーマンスに優れた選択肢として多くの現場で採用されています。
具体的な活用シーンとしては、店頭のPOP(販促表示)や館内の案内板、病院やオフィスの待合スペースでの情報提供などが挙げられます。視認性と設置のしやすさを兼ね備えた、汎用性の高いサイネージです。
LEDビジョン(LEDディスプレイ)

【設置形態の種類】

透過LEDビジョン
透過性のあるメッシュタイプのLEDビジョンは、透過率と薄さが特徴。内部のディスプレイされた展示物も見えるのでショーウィンドウなどの設置に最適です。

キューブ型LEDビジョン
キューブ型ユニットを組み合わせることで、自由な形状デザインが可能なLEDビジョン。
空間演出のアクセントとしてはもちろん、商品ディスプレイや屋外サインなど、多彩な用途に対応し、表現の幅が広がります。

湾曲LEDビジョン
シリコンを利用した自由自在に曲がるLEDビジョンです。薄くて軽いので、円柱や球体、湾曲した建造物など、さまざまな形状の建造物や場所に対応可能です。

球体LEDビジョン
球体の表面にLEDディスプレイが配置されています。360度の視界から映像やメッセージを視聴者全体に情報を伝えることが可能です。

円盤LEDビジョン
屋内用円盤型のLEDビジョン。 四角いビジョンとはまた違う印象で、用途の幅が広がります。

円形LEDビジョン
サークル状にLEDビジョンを配置することにより、視覚的な魅力と機能性を兼ね備えたディスプレイソリューションとして多くの場面で利用されています。

床面LEDビジョン
床面に映像演出可能なLEDビジョンです。設置環境によっては、ただ映像を流すだけではなく人の動きに合わせた演出でインタラクティブ機能を付けることも可能です。
LEDビジョンは、高輝度で視認性に優れた表示方式で、特に屋外での使用に適しています。太陽光の下でも鮮明な映像を表示できるため、昼夜を問わず高い視認効果を発揮します。
また、サイズや形状の自由度が高いのも大きな特徴で、従来の平面型に加えて、球体型や透過型などの特殊形状にも対応可能です。そのため、ダイナミックな映像表現が求められる場面に多く採用されています。
具体的な活用例としては、屋外の大型広告ビジョンやイベント会場での映像演出、スタジアムのスコアボードや演出モニターなどが挙げられます。遠くからでも目を引くインパクトがあるため、広告効果や情報伝達力の高いサイネージとして注目されています。
可動式電子ポスター
【設置形態の種類】

電子ポスター
電子ポスターは簡易的に設置が可能なデジタルサイネージです。USB・Wi-Fiなどを利用して簡単情報更新、液晶ディスプレイのサイズラインナップから複数を組み合わせて様々な演出が可能です。
電子ペーパー型サイネージは、電子書籍リーダーなどにも使われている電子ペーパー技術を応用した表示方式です。バックライトを使用せず反射光で表示するため、消費電力が非常に少なく、長時間の静止画表示に最適です。
また、太陽光の下でも視認性が高く、発熱が少ないという特長があり、静音性が求められる空間や、電源確保が難しい場所でも問題なく運用できます。頻繁な動画再生や光の演出には向きませんが、情報を常に見せておきたい用途には非常に効果的です。
具体的な活用例としては、小売店での電子棚札、会議室の使用状況表示、病院や図書館など静かな環境での案内板などが挙げられます。シンプルかつ省エネで、実用性の高いサイネージとして注目されています。
プロジェクション型サイネージ
【設置形態の種類】
- 床面投影型
来場者の動きに反応するインタラクティブ演出に活用。モールやキッズエリアに最適。 - 壁面投影型
空間を映像で演出可能。展示会やアートイベントで使用されることが多い。 - 天井投影型
非接触で映像を楽しめる演出。寝具売場や癒し空間などでも導入実績あり。
プロジェクション型サイネージは、プロジェクターを使って壁面や床面などに映像を投影するタイプのサイネージです。スクリーンが不要で、平らな面があれば映像を映し出せるため、設置の柔軟性が非常に高いのが特徴です。
また、映像に触れずに楽しめる非接触型の演出が可能な点も注目されており、感染症対策が求められる場面でも活躍しています。プロジェクターさえ設置すれば、広範囲に映像を表示できるため、空間全体を使った演出や案内表示にも適しています。
主な活用例としては、イベント会場での空間演出や、床面への誘導サイン、壁面を活用した没入型映像演出などがあり、来場者の印象に残るインタラクティブな体験を提供できます。
【効果別まとめ】デジタルサイネージ導入で得られる成果

デジタルサイネージはただ情報を表示するだけのツールではなく、来店数や売上の向上、ブランドイメージの強化、業務効率化といった多角的な成果を生み出します。
静的なポスターや掲示板と比べ、映像やタイムリーな情報更新により人々の行動を変えられる点が最大の特徴です。
ここでは導入によって実際に得られる代表的な効果を3つに分けて整理します。
来店数・売上アップ
もっとも分かりやすい効果は、来店促進と売上向上です。
店頭や施設入口に大型ディスプレイを設置し、セール情報やキャンペーン動画を配信することで、通行人の足を止める確率が高まります。静止画よりも動きのある映像の方が視認性が高く、人の目を引きやすいのは科学的にも証明されています。
たとえば小売店舗では、キャンペーン映像をサイネージで訴求した結果、入店率が約1.8倍に向上した事例があります。また、飲食店では「本日のおすすめ」や限定メニューを表示することで、注文率や客単価が上がったケースもあります。
さらにSNSとの相乗効果も見逃せません。新商品やイベント映像をサイネージで配信すると、来店客が写真や動画を撮影してSNSに投稿しやすくなり、自然と口コミ拡散につながります。結果として来店数が増え、売上アップにも直結するのです。
ブランドイメージの向上と空間演出
デジタルサイネージは単なる広告媒体にとどまらず、ブランドの世界観を体験として届ける役割も果たします。企業の受付やホテルロビー、展示会場といった空間に映像コンテンツを設置することで、訪問者の第一印象を強く残すことができます。
例えば、エントランスに企業理念や事業紹介映像を常時配信しているケースでは、来訪者から「信頼感が高まった」「会社の雰囲気が分かりやすい」といった声が多く寄せられています。これは名刺交換やカタログ配布だけでは得られない体験価値を提供している証拠です。
また、季節ごとの演出やイベントに合わせた映像を流すことで、施設全体の雰囲気をアップデートできるのも魅力です。例えばショッピングモールで桜や花火の映像を流すと、買い物体験そのものがイベント化し、リピーター獲得にもつながります。
このようにデジタルサイネージはブランドを魅せる空間デザインツールとして、競合との差別化や体験価値向上に直結します。
業務効率化・情報共有の自動化
オフィスや医療機関、公共施設などでは、デジタルサイネージを導入することで業務の効率化や情報共有の質が大幅に改善されます。
従来の紙掲示では貼り替え忘れや古い情報が残るといったミスが頻発しましたが、サイネージに切り替えることでこれらの課題を解消できます。
例えば医療機関では、診療スケジュールや感染症対策情報をサイネージで表示することで、スタッフが口頭で説明する手間を減らし、患者への案内精度も向上します。オフィス環境では、社内ポータル代替としてサイネージを設置し、部署間の情報共有スピードを格段に上げた事例もあります。
さらにクラウドCMSを活用すれば、複数拠点での一括配信が可能です。これによりどの情報が、どのタイミングで、どの拠点に流れたかをログで確認でき、効果測定と改善サイクル(PDCA)が回せる仕組みを構築できます。
つまりデジタルサイネージは、単に情報伝達を便利にするだけでなく、属人的な業務を削減し、組織全体の生産性を底上げする経営ツールとしても活用できるのです。
【業種別事例】デジタルサイネージ導入実績まとめ|店舗・公共施設・医療など
デジタルサイネージの活用方法は導入する業種によって大きく異なります。
小売や飲食では集客・販促が主目的となり、オフィスや教育機関では情報共有やブランド強化が中心です。
ここでは、プロテラスが実際に手掛けた事例を業種別に整理し、それぞれの課題解決と効果を詳しく解説します。自社導入を検討する際の参考にしてください。
小売・商業施設|来店促進と売り場演出
小売・商業施設では、店頭や売場での集客と演出力強化を目的にデジタルサイネージを導入する事例が増えています。
一般的には、静止画ポスターと比較して動的映像は視認率が約3〜4倍高いとされ、通行人の足を止める効果が大きいと報告されています。
その結果入店率や購買意欲の向上につながる傾向があり、販促施策の即効性を求める小売業にとって欠かせないツールになりつつあるといえるでしょう。
ここではプロテラスが手掛けた小売・商業施設の実際の導入事例を紹介します。
ドスパラ秋葉原本店

PC専門店「ドスパラ秋葉原本店」では、店頭にデジタルサイネージを導入し、新製品やセール情報を効果的に発信。通行人の足を止める効果が高まり来店促進に寄与しています。
紙媒体では難しかった即時性ある情報発信を実現し、製品情報を求める顧客の関心を集めることに成功しました。
コミコンカフェミュージアム

「コミコンカフェミュージアム」では55インチ液晶サイネージを導入。展示内容やイベント告知を映像で流すことで、訪れたファンの没入感を高めました。
通行人の足を止める効果が高まり、来店促進に寄与しています。館内演出としても有効に機能し、空間価値の向上につながっています。
ショッピングセンター(東京都)

東京都内のショッピングセンターでは、階段壁面に65インチ液晶ディスプレイを設置。従来の電飾看板から切り替えることで、館内イベントや店舗情報をタイムリーに発信できるようになりました。
通行人の足を止める効果が高まり、来館者の動線に合わせた販促活動に寄与しています。
奈良健康ランド

温浴施設「奈良健康ランド」では、館内にデジタルサイネージを設置し、イベントやサービス情報をリアルタイムで表示。
従来の掲示物更新の負担を減らしつつ、通行人の足を止める効果が高まり、施設利用の促進に寄与しています。大型複合施設における情報一元化の好例です。
BUZZ茶屋町

大阪・梅田の商業ビル「BUZZ茶屋町」では、館内の共用スペースにデジタルサイネージを導入。ファッションや飲食テナントのキャンペーン情報をタイムリーに配信し、施設全体の回遊性を高めました。
通行人の足を止める効果が高まり、来館者の滞在時間や利用満足度の向上に寄与しています。
飲食店|メニュー表示や店頭集客に
飲食店におけるデジタルサイネージ導入は、メニュー表示のデジタル化と店頭集客の強化を目的とするケースが中心です。
紙のメニューボードやポスターでは、更新作業の手間や情報鮮度の低下といった課題がありました。サイネージを導入することで、季節限定メニューや日替わりランチをリアルタイムで反映でき、店頭の訴求力が大きく高まります。
さらに動画表現を取り入れれば、料理のおいしさや臨場感を視覚的に伝えられ、SNS拡散にもつながることも。
一般的には、飲食店の店頭でデジタルサイネージを用いた場合、従来の静的掲示よりも注目度が2〜3倍高まるといわれています。ここでは実際に導入された代表的な飲食店の事例を紹介します。
うなぎ専門店「うなぎ徳」

「うなぎ徳」では、紙のメニューからデジタルサイネージに切り替えることで、スタッフの更新作業を削減しつつ、来店客に分かりやすい情報提供を実現しました。
料理写真やおすすめ情報をリアルタイムに反映できるため、メニュー訴求力が高まり、来店客の注文率向上に寄与しています。通行人の足を止める効果が高まり、店頭集客の強化につながりました。
交通インフラ・駅構内|動線に沿った高視認性の情報提供
鉄道駅や空港など、人が絶えず行き交う交通インフラでは、正確でタイムリーな情報提供が求められます。
紙の掲示板では更新の遅れや貼り替え作業が課題となりますが、デジタルサイネージを導入すれば運行情報や案内を即座に更新でき、利用者の利便性が向上します。
さらに高い視認性を持つLEDビジョンや大型液晶を導入することで、動線に沿った情報発信が可能となり、混雑緩和や案内業務の省力化につながることも。
一般的には、交通インフラでのサイネージは静的掲示物に比べて認知度が2〜3倍高いとされ、安心感や利用体験の向上に直結しています。ここでは交通施設における代表的な導入事例を紹介します。
伊万里駅前ビル(佐賀県)

駅前複合ビルの外壁に大型屋外用LEDビジョンを設置。駅を訪れる人々に地域イベントや商業情報を鮮明に発信しています。
高輝度で遠方からも視認可能なため、街のランドマークとしての役割も果たしています。
空港施設 IoTトイレ空室システム

空港内で空室状況案内を含むIoT設備と連携したサイネージを導入。
搭乗者に対して利便性の高い空間情報を提供し、空港の運営効率向上に貢献しています。
地下街(kininaru GAMES導入)

商業施設内の地下街にて、キッズ向けのARゲーム「kininaru GAMES」を導入。遊びながら施設情報に触れられるインタラクティブな体験を提供し、施設への回遊促進や滞在時間の延長に寄与しています。
劇場・エンターテインメント施設|映像演出と空間体験の向上
映画館やイベント会場などのエンタメ施設では視覚インパクトと臨場感の演出が重要です。
特にLEDビジョンや大画面サイネージを用いた情報・映像発信は、来場者の期待感を高め、施設全体のブランド体験を強化します。
詳細情報や演出演稿を即時に変更できるため、臨機応変な対応が可能なのも魅力です。以下にプロテラスが手がけた代表的な事例をご紹介します。
小牧コロナシネマワールド(映画館・シネコン)

愛知県小牧市にある映画館「小牧コロナシネマワールド」では、館内の要所にデジタルサイネージを導入。
最新上映作品や販売状況、タイムセール情報を映像で伝えることで、来場者の視線を自然に誘導して上映前の期待感を高めています。
通行人の足を止める効果が高まり、施設内の動線演出および情報提供に寄与しています。
大阪コミコン2024(Osaka Comic Con)

大阪で開催された大型イベント「大阪コミコン2024」では、会場内にデジタルサイネージを多数設置し、イベント情報やステージタイムスケジュールをリアルタイムで配信。来場者の回遊促進と興奮演出に貢献しました。会場全体の演出強化によって、空間価値向上や来場者体験向上へつながっています。
大阪コミコン2023(Osaka Comic Con)

インテックス大阪で2023年5月に開催された「大阪コミコン2023」では、会場内に55インチ液晶サイネージスタンドを15台導入し、LEDビジョンやデジタルサイネージを活用した映像演出・情報発信を展開しました。
これにより、リアルタイムのイベント情報やステージスケジュールを瞬時に届け、来場者の注目を集めるとともに、臨場感のある空間演出にも寄与しています。
医療・公共施設|案内業務の省力化と安心感の提供
病院・クリニックや公共施設では、訪問者の案内精度と業務効率が重要な課題です。デジタルサイネージを導入することで診療スケジュールや空間の案内、感染対策の情報などを即時に伝えられるため掲示更新の手間を削減できます。
一般的には、静的掲示よりも 視認率が2〜3倍高い とされ、利用者の安心感と満足度が向上する効果も報告されています。ここでは、プロテラスが手掛けた医療・公共施設での事例をご紹介します。
札幌ビューティークリニック

プロテラスは、屋外用LEDビジョン P3.9mm(サイズ:W3,570mm×H2,000mm)を札幌ビューティークリニックの屋外に設置されました。
これにより、デジタルサイネージによる診療案内やPR情報の表示が可能となり、施設の可視性向上や訪問者への情報発信に貢献しています。
オフィス・社内利用|ブランド訴求と情報共有の強化
企業オフィスでは、来訪者への第一印象向上と社員間の情報共有促進が重要な目的です。デジタルサイネージやLEDビジョンを導入すれば、企業理念やプロジェクトの進捗発信、会議案内などを視覚的に届けることで、ブランド体験の醸成とコミュニケーション効率の両立が可能になります。
一般的には、静的掲示に比べて視認性が2〜3倍向上するとされ、オフィス環境の刷新と社内活性化に寄与する導入となります。以下、プロテラスが手がけたオフィス導入の代表例を紹介します。
株式会社東急Re・デザイン様(東京都・用賀オフィス)
用賀にある東急Re・デザイン様のオフィス改修に合わせて、屋内用高精細LEDビジョン(P1.953mm)を柱に六角形デザインで設置。
企業ロゴを象った形状で、ブランドアイデンティティを視覚的に強化しています。
さらに、顔認証によるチェックインシステムを組み合わせることで、来訪者や社員の出退勤情報を自動で表示し、受付フローのスマート化に貢献しています。
群馬県駅前ビル内オフィス(透過LEDビジョン導入)

群馬県の駅前ビルにあるオフィスの窓際に、透過型LEDビジョン(P3.9mm / P7.8mm)を導入。屋内の自然な採光を保ちながら窓面を広告や企業案内の表示面として活用でき、外光の妨げにならない設計が特徴です。
これにより外部からの視認性を確保しつつ、オフィス内部の印象演出と情報発信を両立しています。
EXA FIRST様(東京都板橋区)

EXA FIRST様には屋内・屋外の両用LEDビジョンを導入しました。
屋外では縦に長い大型ディスプレイ(P4.81mm)が外観演出や案内に活用され、屋内ではL字型に設置された高解像度サイネージが、社内外の視認性と空間演出を強化しています。
印象的な設置形態により、ブランドの先進性を視覚的にも表現しています。
アミューズメント施設|空間演出と集客効果
パチンコホールやゲームセンターなどのアミューズメント施設では、来店客の体験を高める「映像演出」と「集客強化」が大きな目的です。
屋外には高輝度LEDビジョンを設置して通行人への視認性を高め、屋内には大型液晶や特殊形状のサイネージを配置することで、エンターテインメント性を演出。
一般的には、こうしたサイネージ導入により店頭認知度が2倍以上高まる と言われています。以下にプロテラスが手掛けた代表的な事例を紹介します。
マルハン平塚店(神奈川県)

大型パチンコホール「マルハン平塚店」では、屋外に高輝度LEDビジョンを設置。遠方からも視認できる迫力ある映像で店舗の存在感を強化しました。
さらにイベントや新台入替情報を即時配信することで、集客効果の向上に寄与しています。
ジャパンニューアルファ テームズ(神奈川県秦野市)

「ジャパンニューアルファ テームズ」では、屋外LEDビジョンと屋内大型液晶を組み合わせた多面的な演出を導入。
店舗の外観ではランドマーク性を高め、館内ではイベント情報や遊技案内を分かりやすく表示することで、来店者体験を向上させました。
マルハン新加古川店(兵庫県)
「マルハン新加古川店」では、屋内に43型電子ポスター42台とLEDビジョン(P3.91)を導入。
多台数による情報表現を活かし、新台情報やイベント案内を効率よく配信し、視覚訴求で集客に寄与しました。
ピーアーク千葉駅前店(千葉県・千葉市中央区)
千葉駅前に位置するピーアーク千葉駅前店では、屋内・屋外の双方に対応したデジタルサイネージとLEDビジョン、さらに空間演出デザインを導入しました。
これらの設備を活用し、視認性の高い情報発信と印象的な体験設計を両立させています。通行人や来店者の視線を強く引きつけることで、施設全体の集客力とブランド体験向上に貢献しています。
マンモス新倉敷店

岡山県倉敷市にある大型娯楽施設「マンモス新倉敷店」では、屋内に円盤型(サークル)LEDビジョンを導入しました。
丸型のLEDディスプレイは、流線的なデザインで空間への溶け込みと視認性を両立し、訪れたお客様の視線を自然に引きつける演出装置として機能しています。
通行人の足を止める効果が高まり、施設内での回遊促進や来店体験の向上に寄与しています。
デジタルサイネージを設置・運用するために必要なものとは?
デジタルサイネージを効果的に運用するためには、ディスプレイ本体だけでなく、複数の機器やシステムが必要です。
ここでは、導入にあたって最低限必要な要素をわかりやすく整理します。
1. 表示機器(ディスプレイ)

最も基本的な要素が表示用ディスプレイです。液晶(LCD)、LEDビジョン、電子ペーパーなど、表示方式によって性能や用途が異なります。設置環境(屋内・屋外)やコンテンツ内容に応じて、適したタイプを選ぶことが重要です。
2. STB(セットトップボックス)

STBは、ディスプレイにコンテンツを表示させるための制御装置です。ネットワーク接続を通じてコンテンツの更新・再生を行い、USBやHDMI経由でディスプレイに接続します。高機能なSTBでは、タイマー設定や分割表示なども可能です。
3. CMS(コンテンツ管理システム)

CMS(Content Management System)は、コンテンツの配信・更新を管理するためのシステムです。複数台のサイネージを一元管理できるクラウド型CMSを導入すれば、遠隔地でもスムーズに情報を更新できます。
デジタルサイネージの導入を成功させるための3つのポイント

デジタルサイネージを導入しても、運用が形骸化したり、効果を実感できなかったりするケースも存在します。
せっかく導入するのであれば、投資対効果を最大化し、継続的に運用価値を高めていくことが重要です。
ここでは、数多くの法人導入をサポートしてきたプロテラスの現場知見をもとに、「失敗しない導入」のために押さえておくべき3つのポイントを紹介します。
1. 導入目的を明確にする
【よくある目的】
- 店頭での販促強化
- 業務効率化
- ブランド訴求
- 情報共有のデジタル化
最初に取り組むべきはなぜデジタルサイネージを導入するのかという目的を明確にすることです。
目的が曖昧なまま導入すると、機器選定やコンテンツ制作の方向性がバラバラになり、成果を感じられず短期間で運用が止まってしまうケースが多くあります。
例えば販促を強化したい、社内の情報共有を効率化したい、ブランド訴求を強めたいといった目的の優先度を明文化すればKPIを設定しやすくなり、社内説明や意思決定もスムーズになります。
実際に成功している企業は、導入前に必ずどの課題を解決したいのかを定義し、それを軸に運用体制を設計しています。
明確な目的があることで、サイネージは単なる映像表示機器ではなく、事業成長のための戦略ツールとして機能するのです。
2. 表示するコンテンツの質と更新体制を設計する
【失敗しやすい例】
- とりあえず企業ロゴだけが流れている
- 一度作ったコンテンツが半年以上更新されない
- 文字サイズが小さくて読まれない
デジタルサイネージの効果を左右する最大の要因は何を表示するかとどう更新するかです。本体機器よりも、日々流れるコンテンツの質と鮮度こそが導入効果を決定づけます。
失敗例として多いのはロゴや静止画だけが延々と流れている、半年以上更新がなく情報が古いまま、文字が小さくて読みにくいといったケースです。こうした状態では視認性や訴求力が下がり、逆効果となってしまいます。
成功する企業は、導入前に必ず動画と静止画の比率や配信スケジュール、更新担当者の役割分担を設計しています。さらにクラウドCMSを活用すれば、複数拠点の情報を一括で更新でき、運用負担を大幅に軽減可能です。
サイネージは導入して終わりではなく、更新体制まで含めて設計することで真価を発揮します。
3. 設置環境に適したハード選定と拡張性を考慮する
【ポイント】
- 屋内か屋外か(防水・防塵性能の有無)
- 視認距離と画面サイズのバランス
- 昼夜問わず稼働するかどうか(高輝度モデルの必要性)
- 将来的な台数増加やCMS連携の拡張性
デジタルサイネージは設置場所や用途に応じて、最適な機種や仕様が大きく異なります。例えば屋外利用であれば防水・防塵性能や高輝度ディスプレイが必須ですし、屋内で遠距離から視認させたい場合には大画面や高解像度モデルが必要になります。
誤った選定をすると屋外に設置したが視認性が低い、日差しで画面が見えない、早期に故障してしまったといったトラブルにつながります。また、将来的に複数台の設置や拡張を予定している場合は、CMS連携や配信システムのスケーラビリティを考慮することも欠かせません。
導入成功企業は現在の用途と将来の拡張性を両立させる機器を選定しています。小規模な導入であっても、将来的に台数を増やした際に運用が破綻しない設計を前提とすることが、長期的なROIを確保するカギとなります。
プロテラスが選ばれる理由
デジタルサイネージの導入においては、単に機材を手配するだけでなく、「何を表示するか」「誰にどう届けるか」「どこに設置するか」までをトータルで設計する必要があります。
その中で、プロテラスは企画・設計・制作・運用まで一貫対応できるパートナーとして、さまざまな業界の法人企業から高い支持を得ています。
業種・業態を問わない圧倒的な導入実績
プロテラスはこれまでに、商業施設や飲食店、教育機関、医療機関、行政施設、鉄道関連など、実に多岐にわたる業種・業界でデジタルサイネージの導入を支援してきました。その累計導入数は37,000面以上にのぼり、国内でもトップクラスの実績を誇ります。
導入先の規模も幅広く、個人経営の小規模店舗から全国展開する大手チェーン企業、本社ビル、さらには公共インフラ施設までをカバーしています。こうした豊富な導入実績があるからこそ、業種ごとの課題や活用シーンを事前に想定した上で、設置場所やディスプレイの仕様、さらには表示コンテンツの構成まで、最適な提案を行うことが可能です。
実際に、2025年に関西で開催される誰もが知る大型イベントのファミリー向けエリアにも、プロテラスの特殊形状LEDサイネージが採用されました。このサイネージは、360度どの方向からも視認できる円盤型のLEDディスプレイで、会場全体のどこからでも情報を受け取れる設計が特徴です。
イベント期間中は数万人単位の来場者が集まる中、このサイネージがシンボリックな存在として空間に強い印象を与え、情報発信やブース演出の中心的な役割を担いました。視認性と話題性の両方を兼ね備えたこの事例は、大規模イベントにおけるデジタルサイネージ活用の好例といえるでしょう。
コンテンツ制作から運用支援までワンストップ対応
サイネージは「何を表示するか」が命です。
プロテラスでは、動画・静止画のコンテンツ制作から、スケジュール設計、配信システムの構築・運用まですべてを社内で対応可能です。
- 店舗の販促映像
- 施設案内映像
- ブランディング動画
- 多言語コンテンツ
など、業種・ターゲットに合わせた企画型のコンテンツ設計に強みを持っています。
さらに、更新作業やCMSの操作支援までサポートしており、納品して終わりではない伴走型の運用体制を築いています。
レンタル・CMS対応でスモールスタートにも対応
「まずは1台から」「イベントだけ試したい」というニーズにも応えられるのが、プロテラスの柔軟な対応力です。
- 短期イベント向けのレンタル対応
- 小規模拠点でも使いやすいクラウドCMSの導入
- 設置不要な自立型スタンドや屋外対応モデルの提供
など、導入障壁を限りなく下げるプランを用意しています。
さらに、今後の多店舗展開や拠点拡大にも耐えられるシステム設計を前提としているため、初期導入からスケールアップまで無理なく移行できる点も選ばれている理由の一つです。
店舗で実機を見て相談できる安心感
デジタルサイネージの導入において、「実際にどう見えるのか」「どのサイズが適しているのか」を確認することは極めて重要です。プロテラスでは、全国各地に拠点やショールーム(東京都赤坂)を設置しており、導入前にサイネージ機器を実際に体験しながら相談できる環境を整えています。
例えば、屋外用ディスプレイの輝度や耐久性、屋内設置時の視認性やデザイン性などを現場で比較検討できるため、目的に合った最適な機器を選定することが可能です。また、ショールーム(東京都赤坂)では実際のコンテンツ表示例を確認できるため、導入後の活用イメージを具体的に描くことができます。
さらに、各地域に拠点があることで、導入後のアフターフォローも迅速に対応可能。トラブル時のサポートや追加設置、運用面での相談にも柔軟に対応できる体制が整っており、安心して導入・運用を進めることができます。
自社開発CMSのSiG(シグ)で誰でも簡単運用
SiG(シグ)は、プロテラスが独自に開発したクラウド型のコンテンツ管理システム(CMS)です。特別なIT知識がなくても簡単に操作できるユーザーインターフェースを採用しており、多くの導入企業から高く評価されています。
たとえば、飲食店の現場スタッフが、売り切れ情報や本日のおすすめメニューをタブレットからリアルタイムで反映できるなど、即時性のある情報発信が可能です。施設や映画館では、上映スケジュールやイベント情報などを事前に登録しておけば、自動で指定時間に表示される仕組みも実装。
このCMSは複数拠点の一括管理にも対応しており、チェーン展開している企業でも効率的な情報運用が実現できます。クラウド型であるため、どこにいてもインターネット環境があれば更新・管理が可能。導入後も継続的なサポートを受けながら、安心して運用を継続できる点が特長です。
デジタルサイネージの事例を参考に自社での活用を具体化しよう
デジタルサイネージは、もはや一部の大企業や商業施設だけのものではありません。
今や飲食店、医療機関、学校、オフィスなど、あらゆる法人・団体で情報をより効果的に、より効率よく伝える手段として導入が進んでいます。
プロテラスでは
- 「うちの業種でも効果あるのか知りたい」
- 「まずは見積もりだけお願いしたい」
- 「どの機種がいいか相談したい」
といったまだ検討段階でもお問い合わせが可能です。
デジタルサイネージの設置を検討している場合は、是非一度プロテラスまでお気軽にご相談ください。
CMS
LEDビジョン
SiG
クラウド
デジタルサイネージ
レンタル
導入事例
自動化
自治体
販促効果