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デジタルサイネージの価格相場を徹底解説!種類・特徴別にご紹介!

デジタルサイネージの種類と価格相場

デジタルサイネージと聞いて、多くの人が思い浮かべるのは、鮮やかな映像を表示する大型ディスプレイではないでしょうか? デジタルサイネージのディスプレイには、主に「液晶ディスプレイ」と「LEDビジョン」の2種類があり、それぞれに価格や特徴が異なります。ここでは、それぞれの価格差と、導入を検討する際に考慮すべきポイントについて解説します。

液晶ディスプレイサイネージ

液晶ディスプレイサイネージは、テレビやパソコンのモニターと同様に液晶パネルを使用したタイプのデジタルサイネージです。 比較的低価格で購入できるため、小規模店舗やオフィスなどでも導入しやすい点が魅力です。

LEDビジョン

LEDビジョンは、発光ダイオード(LED)を画面全体に敷き詰めて映像を表示するタイプのデジタルサイネージです。屋内外設置に適した高い耐久性と輝度を誇り、優れた色再現性、広い視野角などの特長があります。
さらに、LEDビジョンの技術は年々進化しており、解像度の向上、消費電力の低減、薄型化、特殊な形状化などが進められており、より高品質な映像体験が可能となっています。

液晶ディスプレイサイネージの価格を左右する要因

液晶ディスプレイサイネージは、比較的安価に導入できるデジタルサイネージとして人気を集めていますが、その価格帯は製品によって大きく異なります。一口に液晶ディスプレイサイネージといっても、様々なメーカーから多様な機能を持つ製品が販売されており、価格も数万円から数十万円まで幅広いのが現状です。ここでは、液晶ディスプレイサイネージの価格を左右する主な要因について詳しく解説していきます。

画面解像度と価格の関係

一般的には解像度が上がれば上がるほど価格も合わせて上がっていきますが、サイネージの用途や表示するコンテンツによって最適な解像度が異なります。
たとえば、近距離で視聴する場合は高解像度が求められますが、遠距離から視認する場合は必ずしも高解像度である必要はありません。
また、屋外用や大画面のサイネージでは解像度よりも視認性や耐久性が重視されることもあります。

■解像度の構成
HD:1280×720px
フルHD(2K):1920×1080px
4K:3840×2160px
8K:7680×4320px

一般的な価格相場

■小型サイネージ(32〜43インチ)
 HD解像度: 約50,000〜100,000円
 フルHD解像度: 約70,000〜150,000円
 4K解像度: 約100,000〜200,000円
■中型サイネージ(49〜65インチ)
 フルHD解像度: 約150,000〜300,000円
 4K解像度: 約200,000〜400,000円
■大型サイネージ(70インチ以上)
 フルHD解像度: 約300,000〜500,000円
 4K解像度: 約400,000〜1,000,000円以上

機能と価格の関係

液晶ディスプレイサイネージの機能としては、主にスタンドアロン型、ネットワーク型、タッチパネル式があり、設置場所や用途に応じて最適な選択が求められます。それぞれの特性を理解し、目的に応じたサイネージを選ぶことが重要です。

スタンドアロン型サイネージ

スタンドアロン型サイネージはネットワーク接続を必要とせず、独立して動作します。コンテンツはUSBメモリやSDカードなどの物理メディアから再生されます。このタイプはネットワーク設定が不要なため、設置が簡単でコストも低く抑えられ、看板や紙のポスターの代わりとして、小規模な店舗やイベント会場など、簡単な情報表示が求められる場所に置かれることが多いです。

メリットとしては、設置と運用が簡単で低コストである点や、ネットワーク環境が不要である点が挙げられます。一方、デメリットとしては、コンテンツ更新が手動であるため頻繁な更新が必要な場合には不便であり、複数のディスプレイで同じコンテンツを表示するのが難しい点があります。

ネットワーク型サイネージ

ネットワーク型サイネージは、インターネットやローカルネットワークを介して運用されます。クラウドサービスのコンテンツ管理ソフトウェア等を使用して、遠隔から複数のディスプレイのコンテンツを一括管理できます。大規模なネットワークを構築し、複数のディスプレイで同時に同じコンテンツを表示することができます。

メリットとしては、コンテンツの更新が迅速かつ効率的に行えることや、複数のディスプレイを一括管理できる点が挙げられます。リアルタイムでコンテンツを変更することも可能です。しかし、設置や運用にネットワーク環境が必要であり、初期導入費用が高くなる場合があります。

タッチパネル式サイネージ

タッチパネル式サイネージは、ユーザーが直接画面を操作できるインタラクティブなディスプレイです。案内板やインフォメーションキオスク、セルフサービス端末など、さまざまな用途に使用されます。ユーザーが画面上で操作することで、より直感的な情報提供が可能です。

タッチパネル式のメリットとしては、インタラクティブなコンテンツを提供でき、ユーザーエンゲージメントが高まる点が挙げられます。また、案内板やセルフサービス端末として、ユーザーに直接的なサービスを提供することができます。しかし、タッチパネルの導入費用が高く、保守やメンテナンスも必要です。屋外での使用には耐久性の高いタッチディスプレイが必要となるため、追加コストが発生する場合もあります。

LEDビジョンの価格を左右する要因

LEDビジョンの価格を左右する主な要因は、ピクセルピッチの小ささ、画面の大きさ、使用環境(屋内用と屋外用の違い)、LEDチップの品質、制御システムの種類と複雑さ、設置とメンテナンスの難易度。これらの要因が組み合わさることで、最終的なLEDビジョンの価格が決まります。

大きさと価格の関係

LEDビジョンの価格は、画面の大きさだけでなくピクセルピッチという要素も重要です。ピクセルピッチとは、隣り合うLEDピクセルの中心間の距離を指し、この距離が狭ければ狭いほど、より高解像度で鮮明な映像が表示されます。しかし、ピクセルピッチが小さいほど、製造コストが高くなる傾向があります。

したがって、同じ画面の大きさでも、ピクセルピッチの違いによって価格が大きく変わることがあります。小さいピクセルピッチのLEDビジョンは、より高画質な表現が可能ですが、その分投資コストも高くなることを考慮する必要があります。

LEDランプと価格の関係

LEDビジョンの品質は、使用されるLEDチップの品質によっても大きく左右されます。LEDチップの品質が高いほど、通常は長寿命であり、色再現が優れています。しかし、その品質に比例してコストも高くなります。

一方、安価なLEDチップを使用すると初期費用は低く抑えられますが、長期的にはメンテナンスや交換の頻度が増える可能性があります。

つまり、LEDビジョンの選択においては、品質とコストのバランスを考慮することが重要です。

使用環境と価格の関係

LEDビジョンの使用環境によって価格が異なります。屋外用LEDビジョンは、防水性、防塵性、耐候性が必要とされるため、これらの機能を備えることが求められます。

また、輝度も重要な要素です。高輝度なLEDビジョンは、屋外や明るい環境での視認性を確保し、遠くからでもクリアな映像やテキストを提供します。近年の技術進化により、高輝度を維持しながら消費電力が低減されており、これによりエネルギー効率が向上し、運用コストが削減される傾向にあります。

初期投資とランニングコスト

デジタルサイネージは、初期投資とランニングコストの両方が重要です。初期投資は、使用するディスプレイの種類(液晶ディスプレイ、LEDディスプレイなど)やサイズ、設置方法によって異なります。

さらにディスプレイの購入費用に加えて、ディスプレイスタンド、マウントや設置に必要な工事費や設備費も含まれます。

コンテンツ制作、設営

デジタルサイネージは、常に最新の情報や広告を表示する必要があり、人の目を引く演出のための動画制作費や、お客様の商品を魅力的に見せるデザイン、タッチパネル対応のコンテンツ制作費なども必要になります。

クラウドベースの管理システムを利用する場合、サブスクリプション料金がかかることもあります。

設営に関しても費用が発生します。視認性や通行量を考慮した設置場所の選定が重要であり、必要な機材や工具を準備し、電源やインターネット接続を確保します。

設置作業は安全対策を徹底し、法的な許可や規制に従い、適切な設置を行うことが求められるため、専門知識を持つスタッフが行わなければなりません。

運用にかかるランニングコスト

デジタルサイネージのランニングコストを考慮する際、多くの電気料金がかかることを念頭に置く必要があります。サイネージの種類や解像度、輝度に応じて消費電力が異なり、特に高輝度・高解像度のディスプレイや大型LEDビジョンは電力消費が多く、月々の運用費用に影響します。

さらに、表示のためにインターネット接続が必要な場合、その費用もランニングコストの一部です。有線・無線に関わらず、リモートでコンテンツを更新するには安定した接続が必要です。

また、サイネージの運用ソフトのサブスクリプション料金も発生することがあります。これらの要素を総合的に考慮し、予算計画を立てることが重要です。

保守・メンテナンスの重要性

デジタルサイネージの定期的なメンテナンスは、ハードウェアやソフトウェアの異常を早期に発見し、重大な故障を防止するために重要です。これにより、運用停止によるビジネスへの影響を最小限に抑えることができます。メンテナンス作業には、ディスプレイの点検、クリーニング、修理などが含まれます。特に屋外に設置されたサイネージでは、防水性や耐久性の維持が重要であり、人が行き交う場所やタッチディスプレイも同様にメンテナンスが必要です。定期的かつ計画的なメンテナンスにより、サイネージの効果的な運用を維持し、長寿命化を図ることができます。

価格相場を把握して賢く導入するポイント

仲介業者やECサイトからは購入をしない

仲介業者やECサイトでのデジタルサイネージ購入には、以下のようなリスクがあります。

初期費用は安く抑えられる一方で、購入後の技術サポートやメンテナンスサービスが不十分で、トラブルが発生した場合に迅速な対応が期待できない可能性があります。

さらに、一部の仲介業者やECサイトでは品質の低い製品が販売されることがあり、製品の信頼性や耐久性に疑問が生じ、長期的な運用に支障をきたす可能性があります。また、スタッフのデジタルサイネージに関する専門知識が限られている場合もあり、適切なアドバイスやサポートを得られないことがあります。

実績や業績を重視する

デジタルサイネージ導入にあたり、実績や業績を重視することが重要です。

導入企業や製品の過去の成功事例や顧客満足度を確認し、安定した運用と成果の見込みを評価します。技術的な信頼性やセキュリティ対策がしっかりと施された製品を選び、長期的なパフォーマンスとコスト効果を考慮します。

また、競争力のある価格設定を持つ企業を選択し、総合的な投資の価値を見極めることが成功への鍵です。これにより、安心してサイネージを導入し、ビジネスにおける効果的な情報発信と成果の最大化を目指します。

施工から運用・メンテナンスまでを行なってくれる会社を選ぶ

デジタルサイネージを導入する際には、施工から運用・メンテナンスまで一貫して行なってくれる専門企業を選ぶことが推奨されます。このような企業は、専門知識と豊富な経験を持ち合わせ、以下の利点があります。

まず、施工段階で適切な設置場所を選定し、デジタルサイネージの設置作業を効率的に行います。運用においては、コンテンツの制作から定期的な更新、そして遠隔管理システムの設定まで、全ての段階を統括し、スムーズな運用を確保します。
また、メンテナンスでは定期的な点検やソフトウェアのアップデート、故障時の迅速な対応を行います。これにより、システムの安定性と信頼性を維持し、運用停止や障害発生時のリスクを最小限に抑えます。

さらに、専門企業は最新の技術トレンドやセキュリティ対策にも精通しており、安全で効果的な運用環境を提供します。これにより、長期的なパフォーマンスと投資効果を最大化し、ビジネスの成功に貢献します。

総合的に考えると、施工から運用・メンテナンスまでトータルでサポートしてくれる専門企業を選ぶことで、デジタルサイネージの導入と運用管理を効率化し、ビジネスの競争力強化につなげることができます。

まとめ

これまでデジタルサイネージの価格について説明してきましたが、デジタルサイネージの導入においては、施工から運用・メンテナンスまで一貫して行なってくれる会社を選ぶことで、企業は複数のベンダーや業者との連絡を減らし、効率的なコミュニケーションと運用管理を実現できます。これにより、デジタルサイネージの効果的な活用と、ビジネス戦略の成功に向けた迅速な対応が可能となります。

プロテラスでは、ワンストップソリューションを提供しており、デジタルサイネージの適切な選定から、コンテンツ制作、施工から運用・メンテナンスまで一貫してサポートしております。
これまで様々な製品・サービスを提供しており、約20年に渡って培った30000面以上の実績を持ち、お客様にご満足いただける徹底したトータルサービスを全国でご提供しております。

製品・サービス

最後に、プロテラスでは業界屈指の設置実績を誇っており、一貫してサポートをさせていただくことで、相場よりも安くデジタルサイネージをご提供させていただいております。

簡単なご相談からでも承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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