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曲面・湾曲LEDビジョンとは?メリット・デメリットから事例・価格まで徹底解説
近年、商業施設やイベント会場で目を引く「曲面・湾曲LEDビジョン」。
従来のフラット型ディスプレイでは表現できない立体感や没入感を実現し、空間演出や広告効果を飛躍的に高められる点から注目を集めています。
一方で、初期費用や設置の難しさといった課題もあるため、導入を検討する際には特徴や価格相場を正しく理解することが重要です。
本記事では、曲面・湾曲LEDビジョンの基本から種類、メリット・デメリット、価格相場、活用事例までを徹底解説し、最適な導入判断に役立つ情報をお届けします。
曲面・湾曲LEDビジョンとは?

曲面・湾曲LEDビジョンとは、スクリーンの表面が平らではなく、外側や内側にカーブした形状を持つLEDディスプレイのことです。通常のフラット型LEDビジョンと違い、カーブを活かして立体的に映像を映し出せるため、より迫力のある演出や独自性のあるデザインを実現できます。
商業施設やイベント会場などでは、来場者の視線を自然に集められる点が大きな魅力です。たとえば柱に沿わせて設置したり、円形のモニターとして空間の中央に配置することで、情報発信だけでなく人を惹きつける演出としての効果も発揮します。
「曲面」と「湾曲」という言葉に大きな違いはありませんが、業界ではどちらも同じ意味で使われることが多いです。要するに、平らな画面ではなくカーブしているLEDビジョンだと考えていただければ問題ありません。
プロテラスが提供する曲面・湾曲LEDビジョンの種類
曲面・湾曲LEDビジョンといっても、実際には設置環境や目的に合わせていくつかのタイプがあります。
プロテラスでは商業施設やイベント会場、オフィスやショールームなど幅広いシーンに対応できるように多様なラインナップを用意しています。
ここでは代表的な5つの種類と、それぞれの特徴や活用シーンをご紹介します。
自由曲面は対応の湾曲LEDビジョン

湾曲LEDビジョンは、薄く柔らかいモジュールを使うことで、自由に曲げたり丸めたりできるのが最大の特徴です。柱に巻き付けたり、波打つようなデザインにしたりと、従来のフラット型では難しかった表現が可能になります。

商業施設の壁面演出やアート性の高い展示、ブランドの世界観を強調したいショールームなど、デザイン性を重視するシーンで多く活用されています。空間そのものを演出の一部に変えることができるため、訪れた人に強い印象を与えられます。
外からの視界を遮らない透過LEDビジョン

シースルー曲面LEDビジョンは、ガラス面に設置できる透過型のLEDディスプレイです。緩やかな湾曲にも対応可能で外からの視界を遮らないため、建物のデザインや開放感を損なわずに映像を表示できるのが大きな特徴です。
商業施設のショーウィンドウやオフィスビルの外観など、内外からの見た目を重視する場所に最適です。昼間はガラス越しに自然光を取り入れながら、夜間には映像を大きく映し出すことで印象的な演出が可能になります。
デザイン性と実用性を両立できるため、広告だけでなく、建物全体をブランディングする用途にも効果的です。
360度どの角度からでも映像を楽しめる球体型LEDビジョン

球体型LEDビジョンは、モジュールを組み合わせて円形や球体の形状に構成するタイプです。360度どの角度からでも映像を楽しめるため、見る人に強烈なインパクトを与えられるのが特徴です。
展示会やイベント会場の中央に設置すれば、自然と人が集まりやすく、強いアイキャッチ効果を発揮します。また、商業施設の吹き抜けスペースやエントランスなどでも活用され、空間全体を演出の一部として活かすことが可能です。
従来のフラット型では難しい「非日常的な映像体験」を作り出せる点が、円形・球体型LEDビジョンならではの魅力です。
球体LEDビジョンについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
サークル状にLEDモジュールを配置できる円形LEDビジョン

サークル状にLEDモジュールを組み合わせて構成する円形LEDビジョンは、平面では実現できない独自の映像演出を可能にするタイプです。視線を中央に集めやすく、空間全体に一体感を与えることができるのが大きな特長です。
展示会やイベント会場の中心に設置すれば、来場者の注目を集め、強いアイキャッチ効果を発揮します。また、商業施設のエントランスやアミューズメント施設などでも導入され、迫力ある映像演出によって来店者の印象に残る空間を作り出します。
従来のフラット型ディスプレイでは難しい「円形ならではの没入感ある体験」を実現できる点が、サークル型LEDビジョンの大きな魅力です。
曲面・湾曲LEDビジョンのメリット
曲面・湾曲LEDビジョンは、通常のフラット型にはない表現力や空間効果を持っています。
特に人の目を惹きつけやすく施設やイベントの価値を高める点が大きな魅力です。
ここでは曲面・湾曲LEDビジョンの代表的なメリットをご紹介します。
広角での高い視認性
曲面・湾曲LEDビジョンは、スクリーンがカーブしていることで横方向からの視認性が大きく向上します。通常のフラット型では角度がつくと映像が見えにくくなる場合がありますが、湾曲していることで視野が広がり、斜めからでも映像を自然に確認できます。
スタジアムやイベント会場のように観客の位置が分散する環境では、どの座席からでも均一に映像を届けられる点が大きなメリットです。また、商業施設や駅構内のような人通りの多い空間でも、歩く方向に関わらず目に入りやすいため、広告効果を高められます。
没入感・臨場感のある演出
曲面・湾曲LEDビジョンは、映像が視界を包み込むように広がるため、観る人に強い没入感を与えます。フラットな画面では得られない立体感や奥行きを感じられるため、その場にいるような臨場感を体験できます。
展示会やショールームでは、商品の魅力をよりリアルに伝える手段として活用され、来場者の印象に深く残ります。さらにエンターテインメント施設やイベント会場では、迫力ある映像演出によって空間全体を盛り上げ、体験そのものの価値を高めることができます。
空間デザイン性の向上
曲面・湾曲LEDビジョンは、単に映像を映し出すだけでなく、建築やインテリアと一体化した空間デザインを実現できます。柱に沿わせたり、壁を包み込むように設置することで、映像そのものが建物の一部として機能し、独自の世界観を演出できます。
商業施設やショールームでは、空間の雰囲気を大きく変える力があり、ブランドの価値を高める手段としても効果的です。従来のサイネージが「情報を伝えるもの」だったのに対し、曲面・湾曲LEDビジョンは「空間を魅せるもの」として活用できるのが大きな特徴です。
広告・イベントでの注目度アップ
曲面・湾曲LEDビジョンは、人の視線を自然に引きつける力があります。カーブした映像は平面に比べて迫力が増し、見る人に強い印象を残すため、広告やイベント演出に非常に効果的です。
大型の商業施設や展示会では、他の広告媒体と差別化でき、来場者の足を止める効果が期待できます。また、イベント会場では映像そのものがエンターテインメントとして機能し、演出全体の盛り上がりを支える役割を果たします。
単なる情報伝達ではなく、「見せることで人を集める」仕掛けとして活用できる点が、曲面・湾曲LEDビジョンならではの大きな魅力です。
曲面・湾曲LEDビジョンのデメリット・注意点
曲面・湾曲LEDビジョンは多くのメリットを持つ一方で、導入にあたってはいくつか注意すべき点もあります。
ここを理解しておくことで、導入後のトラブルや予算超過を避けることができます。
初期費用の高さ
曲面・湾曲LEDビジョンは、フラット型と比べて特殊な設計やモジュールを使用するため、どうしても初期費用が高くなる傾向があります。小規模な屋内設置でも数百万円規模、大型の屋外ビジョンでは数千万円に達するケースもあります。
特に円形や球体などの特殊形状は、専用設計や追加の施工が必要となり、コストがさらに上がります。導入を検討する際には「本体価格」だけでなく、設置工事や電源工事、制御システムなど付帯費用も含めた総額を見積もることが重要です。
設置・施工の難易度
曲面・湾曲LEDビジョンは、スクリーンをカーブさせて設置するため、フラット型よりも施工の難易度が高くなります。わずかなズレが映像の歪みにつながるため、正確な設計と高い技術力が不可欠です。
特に屋外の大型ビジョンや柱巻きタイプなどは、設置場所に合わせた専用のフレームや補強工事が必要になる場合があります。そのため、工事費用や施工期間がフラット型よりも増えるケースが多く、導入スケジュールを立てる際には余裕を持った計画が求められます。
また、狭い場所や既存建築との組み合わせでは制約が発生しやすいため、早い段階で専門業者に相談し、現場調査を行ってもらうことが重要です。
メンテナンスの難しさ
曲面・湾曲LEDビジョンは、特殊な形状を持つため、メンテナンスや部品交換がフラット型よりも複雑になります。例えばモジュールの一部を交換する際でも、曲率に合わせた部材が必要になることがあり、通常よりも時間やコストがかかるケースがあります。
また、高所や天井に設置される場合は足場を組んでの作業が必要になることも多く、定期点検や清掃の手間も増えがちです。導入を検討する際には、アフターサポートの充実度や、保守契約の有無を事前に確認しておくことが安心につながります。
適切なピッチやサイズ選定の必要性
曲面・湾曲LEDビジョンを導入する際は、設置場所や利用目的に合わせた「画素ピッチ」と「スクリーンサイズ」の選定が欠かせません。ピッチとはLED素子同士の間隔を指し、この数値が小さいほど高精細で近距離でも美しい映像が楽しめます。逆にピッチが大きいとコストは下がりますが、近くで見ると粗さが目立つため、大型の屋外広告など遠距離からの視聴向きです。
また、サイズが空間に対して大きすぎると圧迫感を与え、小さすぎると十分な効果が得られません。商業施設のエントランス、イベントホール、ショールームなど、それぞれのシーンに応じた最適なバランスを見極めることが重要です。専門業者に相談し、視聴距離や用途に合わせた設計を行うことで、導入効果を最大限に引き出せます。
曲面・湾曲LEDビジョンの初期費用・価格相場

曲面・湾曲LEDビジョンを導入する際、多くの人がまず気になるのが「いくらかかるのか」という点です。
ここでは一般的な相場感、費用に影響する要素、注意すべき追加費用などを解説します。
1㎡あたりの価格目安(屋内用/屋外用)
曲面・湾曲LEDビジョンの導入を検討する際に押さえておきたい指標が「1㎡あたりの本体価格」です。
用途 | 代表的ピッチ例 | 1㎡あたりの目安価格 |
---|---|---|
屋内用LEDビジョン | P2.0/P2.5/P3.0あたり | 約 35〜80万円/㎡ 相当例もありうる |
屋外用LEDビジョン | P4.0/P5.0/P6.0あたり | 約 30〜60万円/㎡ 程度が一つの目安 |
極高精細(超微細ピッチ)屋内用 | P1.5 など | さらに高くなる可能性がある |
床用/特殊演出型など | ― | より高価格設定になるケースが多い |
ただしこれはあくまで目安で、仕様・設置条件によって大きく変動します。以下は、業界で把握されている一般的な目安です。
設置・施工費の目安
曲面・湾曲LEDビジョンを導入する際には、本体価格とは別に設置・施工費がかかります。金額は設置場所や工事内容によって大きく変わりますが、一般的には以下のような目安があります。
- 足場不要など簡易設置できる小型の屋内用:20〜50万円程度
- 壁面設置や補強が必要な中〜大型の屋外用:数十万円〜数百万円規模
幅5m×高さ3mの屋外ビジョンでは、設置工事だけで数百万円に達するケースもあります。
費用に影響する主な要素としては次の通りです。
- 設置場所の条件
- 支持構造や補強工事の有無
- 足場・クレーンなど搬入に必要な設備
- 電源や配線工事の規模
- 映像の調整・補正にかかる作業
- 機材搬入・輸送に伴う費用
設置・施工費を見積もる際には、提示された金額だけで判断せず、内訳や条件をしっかり確認することが大切です。見積書に設置費用が安く記載されていても、補強工事や足場代が別途発生するケースは少なくありません。
また、必ず現地調査を行い、設置場所の条件を踏まえて見積もりを取ることが重要です。建築基準法や屋外広告物条例といった法規制への対応が必要になり、追加の申請費用が発生する場合もあります。
レンタル費用イメージ
プロテラスの曲面・湾曲LEDビジョンは購入だけでなく、イベントや展示会など短期間の利用を目的としたレンタルプランもあります。
初期投資を抑えられるため、「まずは試してみたい」「一時的に大規模演出をしたい」という場合に適しています。
レンタル費用の目安は以下の通りです。
- 小型屋内用(数㎡規模):数十万円〜
- 中規模イベント用(10〜20㎡):100万円前後〜
- 大型屋外用(30㎡以上):200万円以上になるケースもあり
費用は利用日数やサイズ、解像度によって大きく変わります。短期的に導入したい場合や、本格導入前の試験運用としてレンタルを利用するのは有効な選択肢です。
運用コスト(電気代・保守)
曲面・湾曲LEDビジョンは導入後にもランニングコストが発生します。主に電気代とメンテナンス費用が中心で、長期運用を考えるなら事前に把握しておくことが重要です。
電気代については、LEDビジョンのサイズや輝度によって大きく変動します。屋内用では比較的消費電力が小さめですが、屋外用の大型ビジョンや高輝度設定では電気代が月数万円〜数十万円規模になることもあります。
導入を検討する際は、本体価格や設置費用だけでなく、こうした運用コストまで含めた総額で比較・検討することが大切です。
曲面・湾曲LEDビジョンの活用シーン・導入事例
曲面・湾曲LEDビジョンは、その迫力ある映像表現と柔軟な設置性を活かし、さまざまな業界や施設で導入が進んでいます。
屋外広告やイベントだけでなく、商業施設やショールーム、スタジアムなどでも利用され、空間の価値を高める存在として注目されています。ここでは代表的な活用シーンを紹介します。
スタジアム・アリーナでの大型湾曲LEDビジョン活用

スタジアムやアリーナのような大規模施設では、観客の座席が広範囲に分散しているため、どの位置からでも見やすい映像演出が求められます。そこで導入が進んでいるのが、広い視野を確保できる湾曲LEDビジョンです。
プロテラスでは、サッカーJリーグ「モンテディオ山形」の本拠地・NDソフトスタジアム山形にて、リボン型のLEDビジョンを導入しました。このビジョンは観客席をぐるりと取り囲むように設置されており、緩やかなカーブを描く形で映像を表示できるのが特長です。
導入されたのはピッチサイズ6mmの屋外対応モデルで、選手入場時の演出やゴールシーン、スポンサー広告表示など、試合を盛り上げる多彩なコンテンツに活用されています。従来のフラットなスクリーンよりも視認性が高く、臨場感と一体感を観客全体に届けられる点が大きなメリットです。
商業施設での空間演出
商業施設や駅構内では、来場者の視線を自然に集める仕掛けが重要です。曲面・湾曲LEDビジョンは、柱や壁面に沿わせて設置できるため、従来のフラット型では難しかった立体的な映像表現を可能にします。

プロテラスでは、大阪・梅田の「梅田BS3Dビジョン(松本ビル)」にて、通行人の目を釘付けにする湾曲型LEDビジョンを導入しました。立体的に飛び出す3D映像と相まって、都市空間に新しい広告表現を生み出しています。
詳細はこちら:梅田BS3Dビジョン(松本ビル)|プロテラス導入事例

さらに、北海道・札幌の「きつねeyeタヌキ(moyuk SAPPORO B1F)」では、株式会社SORN様の施設に 屋内用 P2.5mm GOB フレックスビジョン を導入。柔軟性のあるモジュールを活用し、壁面や空間デザインと一体化した映像演出を実現しました。来場者に驚きと感動を与える仕掛けとして、施設の魅力を大きく高めています。
詳細はこちら:株式会社SORN 導入事例|プロテラス
これらの事例からもわかるように、商業施設における曲面・湾曲LEDビジョンは、単なる広告媒体にとどまらず、空間そのものを体験型コンテンツへと変える力を持っています。
展示会・イベントでの没入型映像演出

展示会や大型イベントでは、来場者の記憶に残る「体験型の演出」が求められます。曲面・湾曲LEDビジョンは、映像が視界を包み込むように広がるため、強い没入感を与えることができ、ブースの差別化や来場者の滞留時間の延長につながります。
プロテラスは、東京コミコン・大阪コミコンなど大規模イベントにおいて、インパクトのあるLEDビジョン演出を多数手がけてきました。ブースを囲むように配置した湾曲型LEDや、大型スクリーンと連動した演出により、来場者がまるで映像世界に入り込んだかのような体験を提供。企業のブランド訴求や製品理解を深める施策として高い効果を発揮しています。
短期間のイベントではレンタル導入も可能で、購入に比べて初期コストを抑えながら最新の映像演出を実現できる点も魅力です。
企業ショールーム・オフィスエントランスでのブランド訴求

企業ショールームやオフィスのエントランスは、訪問者に最初の印象を与える重要な空間です。ここに曲面・湾曲LEDビジョンを導入することで、企業のブランドメッセージや製品紹介を、迫力ある映像体験として届けることができます。
平面ディスプレイでは難しい柱巻きや壁面沿いの設置が可能なため、建築デザインと調和したインパクトのある演出を実現できます。訪れた人を包み込むような演出は、ブランドの世界観を伝える効果が高く、展示内容をより鮮明に記憶させることができます。
プロテラスでは、全国各地のショールームや企業施設での導入実績があり、オリジナルCMS「SiG(シグ)」を用いたコンテンツ更新によって、常に最新の情報を来訪者に届ける運用が可能です。
アミューズメント施設での空間演出
パチンコ店などのアミューズメント施設では、来店者の高揚感を演出するために、迫力ある映像演出が求められます。曲面・湾曲LEDビジョンを導入することで、ホール全体を包み込むようなダイナミックな演出が可能になり、他店舗との差別化にもつながります。

プロテラスでは、岡山県の「マンモス新倉敷店」にてLEDビジョンを導入。店舗内に設置されたスクリーンは、来場者の目を引き、空間の華やかさを高めています。
詳細はこちら:マンモス新倉敷店|プロテラス導入事例

また、東京都の「コンサートホール エフ成増店」では、サークル型LEDビジョンを採用。円形の映像演出が可能となり、従来の平面ディスプレイにはない立体感とインパクトで、来場者の視線を集めています。
詳細はこちら:コンサートホール エフ成増店|プロテラス導入事例

さらに、大阪府の「ARROW浪速店」では、屋外に大型LEDビジョンを設置するとともに、屋内には直径4.5mのラウンド型LEDを導入。館内外の両方で視覚効果を高め、施設全体の演出力を強化しています。
詳細はこちら:ARROW浪速店|プロテラス導入事例
これらの事例からもわかるように、パチンコ店における曲面・湾曲LEDビジョンは、単なる映像表示にとどまらず、来場者に特別な体験を提供するための重要な仕掛けとなっています。
曲面・湾曲LEDビジョンと他ディスプレイの違い

曲面・湾曲LEDビジョンの導入を検討する際に気になるのが、「他のディスプレイと何が違うのか」という点です。
液晶ディスプレイやプロジェクションマッピング、そして一般的なフラット型のLEDビジョンと比較すると、それぞれに特徴や適したシーンがあります。
ここでは代表的な3つのディスプレイと比べながら、曲面・湾曲LEDビジョンならではの特長をわかりやすく解説します。
液晶ディスプレイとの違い
液晶ディスプレイは比較的低コストで導入でき、会議室や小規模サイネージに多く使われています。一方でサイズや形状に制限があり、曲面や大規模設置には不向きです。
曲面・湾曲LEDビジョンは、モジュールを組み合わせて自由な大きさや形にできるため、大型空間や特殊形状にも対応可能。さらに高輝度で視認性が高く、屋外や広い空間でもしっかりと映像を届けられる点が大きな違いです。
プロジェクションマッピングとの違い
プロジェクションマッピングは、建物や壁に映像を投影する手法で、演出効果が高いのが特長です。ただし、暗い環境でないと映像が見えにくく、設置場所や光の影響に制約を受けやすいという弱点があります。
曲面・湾曲LEDビジョンは、昼夜を問わず鮮明な映像を表示でき、設置後は常設コンテンツとして長期的に運用可能です。映像の明るさや色の再現性も安定しているため、継続的に演出効果を得られる点が大きな違いです。
フラットLEDビジョンとの比較
フラットLEDビジョンは、比較的安価で施工もしやすく、多くの施設で利用されています。ただし視野角に限界があり、見る位置によって映像の見え方が変わりやすいという課題があります。
曲面・湾曲LEDビジョンは、スクリーン自体をカーブさせることで視認性を大幅に改善。斜めや広範囲からでも映像を自然に見せられるため、スタジアムや商業施設など「多方向から視線が集まる場所」で真価を発揮します。
曲面・湾曲LEDビジョン導入時のチェックポイント

屋内用/屋外用の使い分け
LEDビジョンは設置環境によって仕様が大きく異なります。
屋内用は高精細で近距離からの視認性に優れ、ショールームやイベントスペースに適しています。
一方、屋外用は耐久性・防水性・高輝度が必須で、スタジアムやビル外壁など長距離からでも視認できる設計が必要です。
まずは利用場所に合わせて適切なタイプを選ぶことが重要です。
ピッチ選定(視聴距離・解像度)
LEDビジョンの「ピッチ」とは、LED素子同士の間隔を指し、数値が小さいほど高解像度になります。
近距離で見る屋内用は1.9mmや2.6mmなどの細かいピッチが適しており、数十メートル離れて見る屋外用では4mm〜10mm程度でも十分です。
視聴距離に応じて最適なピッチを選ぶことで、コストと画質のバランスを取ることができます。
ピッチについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
サイズ設計の目安
設置する場所の大きさや想定する視聴距離に合わせてサイズを設計する必要があります。
例えば、店舗のエントランスであれば横幅3〜5m程度の中型サイズ、スタジアムや屋外広告では10m以上の大型が一般的です。
設置スペースや予算を踏まえつつ、映像効果が最大限発揮できるサイズ感を検討しましょう。
購入かレンタルかの判断
長期的に常設利用する場合は購入がおすすめですが、イベントや展示会など短期間の使用であればレンタルが有効です。
レンタルなら初期費用を抑えつつ最新機材を利用でき、メンテナンスの心配も軽減されます。
一方、購入は中長期的な運用コストを下げたい場合に有利です。導入目的と利用期間を明確にした上で判断することが大切です。
レンタルか購入か悩んでいる場合もプロテラスにご相談下さい。
曲面・湾曲LEDビジョン設置にプロテラスが選ばれる理由

LEDビジョンの導入には単に機材を設置するだけでなく、目的に合った設計や運用サポートまで含めたトータル対応が欠かせません。
プロテラスは、豊富な実績と一貫体制によって多くのお客様から信頼をいただいており、導入後も安心して運用できる点が選ばれる理由となっています。
ここでは、その強みを具体的にご紹介します。
目的設計から施工・運用まで一貫対応
プロテラスは、単にLEDビジョンを販売するのではなく、「どのような目的で導入するのか」から丁寧にヒアリング。
企画・設計・施工・コンテンツ制作・運用サポートまで一貫して対応できる体制を整えています。
そのため、お客様は導入後も安心して長期活用できます。
38,000面以上の導入実績
全国各地の商業施設やスタジアム、ショールーム、イベント会場などで、累計37,000面以上のLEDビジョンを導入してきた実績があります。
多様な現場で培ったノウハウを活かし、最適なプランを提案できるのが大きな強みです。
スモールスタート可能(レンタル・クラウド対応)
「まずは小規模に試したい」「短期間のイベントだけで使いたい」といったニーズにも対応可能です。
レンタルプランやクラウド配信型サービスを活用すれば、初期費用を抑えてスモールスタートできるため、初めての導入でも安心です。
自社開発CMS「SiG」で誰でも簡単運用
LEDビジョンは導入後の運用が重要です。
プロテラスでは、自社開発のCMS「SiG(シグ)」を提供し、専門知識がなくても誰でも簡単にコンテンツを更新できます。
スケジュール配信や遠隔操作も可能で、日々の運用負担を大幅に軽減します。
まとめ|曲面・湾曲LEDビジョンで空間に新たな価値を
曲面・湾曲LEDビジョンは、従来のフラットディスプレイでは実現できない迫力や没入感を提供し、商業施設・イベント・ショールームなどさまざまな場面で空間価値を高めるソリューションです。
導入には初期費用や施工の難易度といった課題もありますが、適切なサイズ・ピッチ選定、屋内外の使い分け、レンタル活用などを工夫することで、目的に合わせた最適な導入が可能になります。
プロテラスは、企画から運用までの一貫対応と豊富な実績、自社開発CMS「SiG」による簡単運用で、多くのお客様に選ばれてきました。曲面・湾曲LEDビジョンで空間演出を強化したい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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