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【徹底解説】透過型LEDビジョンとは?価格・仕組み・導入事例まで紹介
店舗やオフィスの窓を活かしたデジタルサイネージとして、近年注目を集めているのが透過型LEDビジョンです。
従来のLEDビジョンは迫力のある映像を映し出せる一方で、設置した場所の視界を遮ってしまうという課題がありました。特にショールームや商業施設では、自然光を取り込みたい、外からの視認性を保ちたいといったニーズが強く、導入をためらうケースも少なくありません。
そこで登場したのが透過型LEDビジョンです。透明なパネル構造により、映像を映しながら背後の景色や採光を活かせるため、空間の開放感を損なわずに高い訴求力を実現できます。実際にショールームの窓やイベント会場、オフィスのエントランスなど、幅広いシーンで導入が進んでいます。
本記事では、透過型LEDビジョンの 仕組み・特徴・メリットデメリット・価格相場・導入事例 を徹底解説します。
これから導入を検討している企業担当者の方に向けて、失敗しない選び方のポイントも紹介していきます。
透過型LEDビジョンとは?

透過型LEDビジョンは、映像を表示しながら背後の景色や光を透過させられる最新のデジタルサイネージです。
従来のLEDビジョンは設置すると視界を遮る課題がありましたが、透過型は透明構造により空間の開放感を保ちながら高い訴求力を実現します。
ショーウィンドウやガラス面に設置しても圧迫感がなく、採光性を維持できるのが大きな特徴です。ここでは、その仕組みや従来型との違いを詳しく解説します。
透過LEDビジョンの詳細はこちらで紹介しています。
透明に見える仕組みと構造
透過型LEDビジョンが透明に見える理由は、LEDモジュールの配置方法にあります。一般的なLEDディスプレイはパネル全体にLED素子を敷き詰めているため光を遮断してしまいます。

一方、透過型はLED素子を細いバー状や縦横のフレームに沿って一定の間隔で配置し、その間に空間を設けるメッシュ状の構造を採用しています。この隙間から光や背景が通ることで、映像を表示しながらも背後が透けて見えるのです。

さらに、透明感を損なわずに映像を美しく映し出すために、特殊な基板や透明な素材を組み合わせたパネル設計が行われています。透過率は製品によって異なりますが60〜90%以上の高いレベルを実現できるものも多く、外光を活かした開放的な空間演出が可能です。
この仕組みにより、ガラス面や窓に設置しても昼間は自然光を室内に取り込み、夜間は高輝度の映像で訴求力を高めるといった二重の機能性を発揮します。単なるディスプレイではなく建築デザインや空間演出の一部として取り入れられているのが透過型LEDビジョンの大きな特徴です。
従来型LEDビジョンとの違い
従来型LEDビジョンとの最大の違いは視界を遮らないことです。従来型は黒いパネルが面全体を覆うため、設置した場所から外の景色が見えなくなり採光性も失われてしまいました。その結果、店舗やショールームでは圧迫感や暗さを生み、設置を敬遠されることも少なくありませんでした。
透過型はこの課題を解決し、ガラス面を活かしながら映像表示を可能にします。
また、軽量化されている点も大きな特徴です。従来型は重量があり、大規模な鉄骨や補強工事が必要でしたが、透過型は1㎡あたりの重量が軽いため窓枠への設置や吊り下げ施工がしやすい構造になっています。そのため既存建物にも導入しやすく、短期間で施工できるケースが増えています。

さらに、ピクセルピッチ(LED素子間の距離)を自由に選べるため、近距離で高精細な表示を求める用途から大型ビジョンとして遠距離からの視認性を重視する用途まで幅広く対応可能です。従来型に比べて柔軟性が高く、デザイン性と機能性を両立できる点で透過型は新しいデジタルサイネージとして注目を集めています。
透過型LEDビジョンの主な特徴
透過型LEDビジョンには、従来のディスプレイにはない特性が数多くあります。
代表的なのは
・高い透過率による視界確保
・自然光を取り込む採光性
・軽量で柔軟な設置性
・ピクセルピッチによる表示精度の調整
の4点です。これらの特徴によって、ガラス面やショールームなどに導入しやすく、空間演出と情報発信を両立できるのが強みです。
高い透過率で視界を遮らない

透過型LEDビジョンの最大の特長は、背景を隠さない高い透過率にあります。LEDモジュールを隙間のあるメッシュ状に配置することで、60〜90%以上という高い透過性を実現。従来のディスプレイのように全面を覆わないため、ガラス越しに外の景色や店舗内部を自然に見せることが可能です。
例えば、アパレルショップのショーウィンドウに設置すれば、外を歩く人に映像を通じてブランドメッセージを伝えながら、商品そのものを直接視認させることができます。また、屋内側から見ても外の景観を妨げないため、圧迫感のない開放的な空間を維持できます。デザイン性と広告効果を両立できるのは、透過型ならではの大きな魅力です。
自然光を活かせる採光性

従来のLEDディスプレイは光を遮断してしまうため、室内が暗くなることが課題でした。透過型LEDビジョンは、透明な構造によって自然光をそのまま取り込めるため、室内の明るさを維持できます。特にショールームやオフィス、医療機関など、明るさと快適性を求められる空間では大きなメリットとなります。
採光性が高いことで、省エネ効果も期待できます。日中は自然光で十分に明るさを確保できるため、照明コストを抑えられるのです。さらに、夜間にはディスプレイの高輝度表示で鮮やかな映像を演出できるため、昼と夜で異なる魅力を発揮できます。快適性と演出効果を両立できる点は、透過型が多様なシーンで採用される理由のひとつです。
軽量で設置しやすい構造
透過型LEDビジョンは、従来型に比べて軽量設計が進んでいるのも特長です。一般的なLEDビジョンは重量があるため、大規模な骨組みや補強工事が必要でした。しかし透過型は、1㎡あたりの重量が大幅に軽いため窓枠やフレームに直接取り付けたり、吊り下げ方式で設置することも可能です。
この軽量性は既存の建築物や短期間での施工を求められるイベント会場において大きなメリットとなります。また、モジュール単位での組み立てや交換がしやすく、メンテナンスの効率化にもつながります。設置コストや工期の短縮を実現できる点は、導入を検討する企業にとって魅力的な要素です。
ピクセルピッチによる表示精度の調整
透過型LEDビジョンは利用目的や視認距離に合わせてピクセルピッチ(LED素子の間隔)を選べる柔軟性があります。近距離で見る場合にはピッチの細かいモデルを選ぶことで高精細な映像を表示でき、大型スクリーンや遠距離から視認される広告用途では、ピッチの広いモデルでコストを抑えつつ十分な視認性を確保できます。
また、映像の用途に応じて選択肢を広げられる点も魅力です。例えばブランドムービーや商品の質感を重視するなら細かいピッチ、イベントや屋外広告でダイナミックな演出をしたい場合は広めのピッチといった具合に、ニーズに応じた最適解を選べます。これにより、透過型LEDビジョンは単なる透明なディスプレイではなく、多様なシーンに対応できる柔軟なサイネージとして注目されています。
透過型LEDビジョンのメリット・デメリット

透過型LEDビジョンは、視界を遮らずに映像を映し出せる革新的なディスプレイとして注目を集めています。採光性やデザイン性、設置の柔軟性など多くの利点がある一方でコストや電力消費といった課題も存在します。
ここでは、導入前に知っておきたいメリットとデメリットを整理して効果的な活用のポイントを解説します。
導入するメリット
透過型LEDビジョンの最大のメリットは空間演出と情報発信の両立です。従来のLEDディスプレイでは実現できなかった映像表示をしながら自然光を確保するという機能が、ショールームやオフィスなどで高く評価されています。
まず、採光性により室内の明るさを維持できるため、来訪者に開放感を与えると同時に快適な空間を演出できます。さらに、外からの視認性を活かしつつ映像コンテンツで訴求することで、ブランドの世界観や商品の魅力を強く印象づけられます。
また、軽量構造で設置が容易な点もメリットです。ガラス面や窓枠に直接取り付けたり、イベント会場で短期間に設営・撤去を行ったりと、柔軟な施工が可能。モジュール単位での交換も容易で、メンテナンス性の高さも導入後の運用において大きな強みとなります。
このように透過型LEDビジョンは、デザイン性・利便性・演出効果のすべてを兼ね備えた次世代のサイネージとして注目されています。
導入前に知っておきたいデメリット
一方で、透過型LEDビジョンには注意すべき点も存在します。最も大きな課題は導入コストです。従来型に比べて製造コストが高く、平米あたりの単価も上昇する傾向があります。設置に必要な施工費や電源工事費を含めると、初期投資が数百万円規模になるケースも珍しくありません。
さらに、明るさを維持するためには高輝度での運用が必要となり、消費電力が大きくなる傾向があります。特に大規模な設置では電気代や運用コストが課題となるため、事前にランニングコストを試算することが重要です。
また、設置場所によっては建築構造の補強や耐荷重の確認が必要になる場合もあります。透明性と軽量性を備えているとはいえ、一定の強度や施工技術が求められるため、専門業者による調査と設計が不可欠です。
このように、透過型LEDビジョンはメリットが多い反面、コストや運用条件の面で導入を慎重に検討する必要があります。導入前に目的・設置環境・予算を整理し、自社に最適な活用方法を見極めることが成功のカギとなります。
透過型LEDビジョンの活用シーン・設置場所の具体例

透過型LEDビジョンは、採光を保ちながら映像で訴求できるという特性から、ショーウィンドウや商業施設、オフィスのエントランスなどさまざまな空間で効果を発揮します。
ここでは代表的な活用シーンと、プロテラスの事例を通じた具体的な内容を解説します。
ショールームや商業施設の窓面
透過型LEDビジョンは、ガラスショーウィンドウに設置することで、内側の展示物や店舗の雰囲気を損なわずに映像訴求が可能です。
これにより、アパレルショップやショールームでは、外からの視認性と内側の空間演出を両立させ、通行者の目を引くだけでなく、ブランド体験まで高めることができます。
イベントや展示会での演出
会場の中央や壁面に透過型LEDビジョンを設置すれば、空間を殺さずに境界を作ったり、浮かぶような映像演出を加えることが可能です。
また、昼間でも明るさを維持できる高輝度性を活かし、自然光の中でも映像がしっかり映えるため、空間の没入感を高める演出に最適です。
オフィスやクリニックのエントランス
高級ホテルやオフィスビルのエントランス、クリニックの受付スペースなどでは空間デザインと情報案内の両立が重要です。
透過型LEDビジョンなら、背後にあるロゴや展示、窓の景色を活かしながらプライマリーメッセージを表示でき、洗練された印象を与えます。
透過型LEDビジョンの設置方法

透過型LEDビジョンは軽量かつ薄型の設計により、従来の大型LEDに比べて設置方法の自由度が高い点が特徴です。
窓枠に直接固定する方法から天井からの吊り下げ、壁面への設置まで幅広く対応可能です。
ただし、設置環境に応じた施工方法や安全対策が必要であり、電力やコストの確認も欠かせません。ここでは代表的な設置方法と注意点を解説します。
代表的な設置方法
透過型LEDビジョンは軽量構造のため、従来のLEDビジョンよりも多彩な設置方法に対応可能です。もっとも一般的なのは 窓枠固定で、ショーウィンドウやビルのガラス面に取り付けることで、採光性と広告効果を両立できます。透明度が高いため、商品や室内の雰囲気を見せながら映像訴求が可能です。
吊り下げ方式もよく採用される方法です。イベント会場や展示会場で天井の梁やトラスから吊り下げれば、空間を遮らずにダイナミックな映像演出ができます。軽量設計のため、施工や撤去も比較的容易で、短期イベントに適しています。
壁面設置 は建物の外壁や屋内のパーティションに取り付ける方法です。長期設置を前提としたサイネージ運用に向いており、背面に専用のフレームや骨組みを組むことで、しっかりとした固定が可能になります。
このように、窓面・天吊り・壁面といった複数の設置方法に対応できるのは透過型ならではの強みであり、プロテラスのSee-Through LED Visionもこれらの設置に柔軟に対応できるよう設計されています。
設置時の注意点
設置の際にまず確認すべきは安全性です。透過型LEDビジョンは軽量といえども1㎡あたり5〜15kgの重量があるため、窓枠や天井梁の耐荷重を確認することが不可欠です。特に屋外設置では風圧や地震など外的要因を考慮し、補強フレームや耐候性施工を行う必要があります。
次に重要なのが電力面。高輝度を維持するため消費電力は比較的大きく、大型設置の場合は専用電源や分電盤工事が必要になるケースもあります。運用コストを見積もる際には、映像コンテンツの明るさ設定や稼働時間も考慮するのが望ましいです。
最後にコスト管理。本体価格だけでなく、施工費、電源工事費、メンテナンス費用まで含めて予算を組むことが大切です。特に軽量モデルであれば施工コストを抑えやすく、結果的にトータルコスト削減につながります。プロテラスではレンタルが可能な他、設計から施工・保守まで一貫対応できるため、導入後のリスクも低減可能です。
透過型LEDビジョンの選び方

透過型LEDビジョンを選ぶ際は、単に透明に見えるだけでなく、映像の精細度(ピクセルピッチ)、透過率の高さ、設置性に直結する軽量設計の3点を重視することが大切です。
これらの要素は、設置場所の環境や演出目的、コストに直結するため製品ごとに比較検討する必要があります。
以下では、それぞれの選び方のポイントを解説します。
ピクセルピッチと精細度を目的に合わせて選ぶ
透過型LEDビジョンは、ピクセルピッチ(LED素子の間隔) によって映像の精細度が大きく変わります。数値が小さいほど高精細な映像が可能ですが、その分コストは上がります。
ショーウィンドウ・展示など近距離での利用時は3〜4mm前後の細かいピッチを、屋外広告・大規模演出などの中〜長距離での利用は6〜10mm程度の広めのピッチを選びましょう。
【代表的な製品ピッチ比較】
製品名 | ピクセルピッチの選択 | 用途例 |
---|---|---|
他社A社 透過型LED | 6mm / 10mm | 屋外広告、遠距離視認 |
他社B社 透過型LED | 4mm / 8mm | 中距離広告、展示 |
プロテラス See-Through LED Vision | 3.91mm / 6.25mm | 近距離の高精細表示から中距離まで幅広く対応 |
プロテラスの製品は3.91mm、6.25mmモデルをラインナップしているため、ショーウィンドウや展示ブースなど近距離での利用から中距離の利用に適しており、高精細映像を求めるシーンに最適です。
透過率が高い商品を選ぶ
透過率の目安 | 特徴・印象 |
---|---|
60%前後 | 背景はある程度透けるが、やや圧迫感あり。採光は限定的。 |
70〜80% | 透過性と映像表示のバランスが良く、自然光をある程度活かせる。 |
80〜90% | 背景や採光をほぼ妨げず、開放感と快適性を維持したまま映像演出可能。 |
透過型LEDビジョンの性能を左右するもう一つの重要な要素が透過率です。
透過率が高いほど、背後の景色や自然光を活かせるため、圧迫感を与えずに空間演出できます。
【透過率比較表】
製品名 | 透過率 | 特徴 |
---|---|---|
他社A社 透過型LED | 約65% | 一般的な透過率、やや暗さを感じるケースあり |
他社B社 透過型LED | 70〜75% | バランス型だが開放感は限定的 |
プロテラス See-Through LED Vision | 80〜90% | 業界トップクラス、採光性と快適性を両立 |
プロテラスの製品は透過率が非常に高いため、日中は自然光を取り込み、夜間は映像で強い訴求ができる という二重の効果を得られるのが大きな魅力です。
様々な設置方法が可能な軽量設計商品を選ぶ
透過型LEDビジョンはガラス面やイベント会場での設置が多いため、軽量設計であるかどうかが非常に重要です。
重量が重いと建物に負荷をかけ、補強工事や設置コストが増加する要因になります。
【製品重量比較】
製品名 | 重量(kg/㎡) | 特徴 |
---|---|---|
他社A社 透過型LED | 約15kg/㎡ | 重量があり、施工に制約が多い |
他社B社 透過型LED | 7〜8kg/㎡ | 比較的軽量だが、設置は限定的 |
プロテラス See-Through LED Vision | 5〜6kg/㎡ | 業界屈指の軽さで窓枠・天吊り・スタンド設置が容易 |
プロテラスの製品はわずか 5〜6kg/㎡という軽量設計で、窓枠固定・天吊り・スタンド設置など幅広い施工に対応可能です。
軽さは安全性・設置自由度・コスト削減に直結するため、他社製品に比べて大きな優位性を持っています。
導入事例から見る透過型LEDビジョンの効果
透過型LEDビジョンは、単なる映像表示装置ではなく、空間演出と情報訴求を両立するコミュニケーションツールとして注目されています。
ここでは、プロテラスの導入事例を通じて、それぞれの具体的な効果と導入事例を見ていきましょう。
ホテルでの活用事例

札幌のホテルなど屋内施設で採用された事例では、P3.92‑7.82 mmピッチの透過LEDビジョンが設置され、ガラス面を活かした空間演出が実現されました。

中から見た様子を見てもその透明度がわかるかと思います。
クリニックやエントランスといった場所では、透明性を保ちつつ、案内情報や映像による訴求が可能になるため、患者や来訪者に与える安心感とデザイン性を両立可能です。
自然光やバックグラウンドを活かした映像表現は、空間全体の印象をアップする効果も期待できます。
店舗での設置事例
愛媛県松山市の丸之内ヘリオス2000竹原店では、シースルーLEDビジョン(メッシュ構造・P6mm)を自動ドア部分に設置し、建物の開放感を損なうことなく映像による演出を実現しています。
このように、ショールームや店舗では背後の展示や内装を見せながら、映像によってブランド世界観やプロモーションメッセージを自然に融合させることができるのが透過型LEDビジョンの大きな強みです。
また千葉駅前にあるピーアーク千葉駅前店の導入事例では、イベント性の高い空間演出を行う目的で、さまざまな形状のLEDビジョンとともにシースルーLEDビジョンが取り入れられています。
イベント会場や展示会などでは、透明感を活かした映像演出が空間を分断することなく、視覚的に美しいインパクトを与える手段として活用されています。
透過型LEDビジョンの価格・コストの目安

透過型LEDビジョンの導入コストは、製品本体の価格に加えて施工費や保守費用など多岐にわたります。
特に平米単価はピクセルピッチや透過率によって大きく変動し、導入規模が広がるほど全体コストにも影響します。
ここでは平米単価の相場感、本体以外に必要な費用について整理します。
透過型LEDビジョンの平米単価の相場感
ピクセルピッチ | 用途例 | 平米単価の目安 | 特徴 |
---|---|---|---|
P3.9前後(高精細) | ショーウィンドウ、展示ブースなど近距離視認 | 50〜60万円/㎡ | 高精細映像に対応、コストは高め |
P6〜7mm(中距離向け) | 商業施設、屋内外中規模サイネージ | 40〜45万円/㎡ | コストと視認性のバランスが良い |
P10mm以上(遠距離用) | 大型屋外広告、イベント会場 | 35〜40万円/㎡ | 広告用途向け、コストは低め |
プロテラス See-Through LED Vision | 窓面、ショールーム、イベント | 40〜60万円/㎡ | 透過率80〜90%、軽量5〜6kg/㎡で施工コストも抑えやすい |
透過型LEDビジョンの本体価格は、一般的に 1㎡あたり40〜60万円前後 が目安とされています。ピクセルピッチが細かいモデルほど高精細な映像が可能なため、単価も高くなる傾向にあります。
例えばP3.9クラスの高精細モデルでは50〜60万円/㎡、中距離向けのP6〜7mmモデルでは40〜45万円/㎡が相場です。
プロテラスのSee-Through LED Visionも同様の価格帯で提供されており、透過率80〜90%という高性能仕様でありながら、業界標準的な価格設定を実現しています。
導入規模が大きい場合や複数拠点での導入を前提とする場合は、ボリュームディスカウントが適用されるケースもあるため、見積もり依頼時には全体スケールを伝えることが重要です。
価格帯を抑えたい場合は透過型LEDビジョンのレンタルがおすすめ。
プロテラスでは変形LEDビジョン各種のレンタルが可能なため、まずは導入して効果を見たいという方も是非ご相談下さい。
本体以外にかかる費用
導入コストを考える上で見落とされがちなのが、本体以外にかかる費用です。まず必要となるのは 設置工事費。
窓枠固定・天吊り・壁面設置など方法によって施工内容が異なり、数十万円から数百万円規模まで幅があります。また、屋外設置の場合は耐候性工事や電源設備工事が追加で必要となるケースもあります。
さらに、長期運用を考えるなら保守・メンテナンス費用も重要です。LEDモジュールは部分的に交換が可能な設計ですが、定期的な点検や清掃を含めて年間数%程度のランニングコストが発生します。
コンテンツ配信やCMS管理を外部に委託する場合、その運用費用も予算に組み込む必要があります。
まとめ|透過型LEDビジョンを導入する前に
透過型LEDビジョンは、従来のディスプレイでは難しかった映像表示と採光・開放感の維持を両立できる次世代サイネージです。
高い透過率と軽量構造により、ショールームや店舗、クリニック、イベント会場など幅広い場所で導入が進んでいます。
ただし、製品選びや設置方法によってコストや効果は大きく変わるため、目的や環境に応じた適切な選定が重要です。
設置を検討している場合は是非プロテラスまでご相談ください。
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